着任〜艦隊合同作戦
鎮守府合宿の下見
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「私達を含めた何人かで合宿場の下見ですか?」
「ああ、そうだよ。もうじき艦隊合同作戦が有るからなその為に全員で合宿をしようかなと。」
「この作戦は一部の艦娘だけが知っている極秘任務だが他の艦娘達の練度も上げたいからな。」
司令官の話を聞くところ、今回の合同作戦は中規模だが何が起こるか分からないから念のためにこういう合宿をして準備万端にしようと思っているらしいが、さすがにこんなに艦娘が増えてきたので、司令官が候補に挙げた場所を見て、感想を聞いてからそこで合宿をしようかなと思っているらしい。
「その場所にはどのくらいの人数で下見に行くんですか?」
「まあ、とりあえず10人位で行って貰おうかな。あとその場所はここからちょっとで行けるから。すぐ分かると思うよ。」
「そんなに近いんですか?」
この近くにそういう広い場所があっただろうか。司令官に尋ねると、そこは本井司令官のいる鎮守府のすぐ近くだが、こっちともそれほど遠くなく小一時間あれば行ける距離らしい。
「それじゃあ、金剛、比叡、榛名、霧島、吹雪、ビスマルク、大和、赤城、加賀達で行って貰おう。駆逐艦は吹雪だけだがこれで良いか?」
「良いですけど。何故私以外に駆逐艦がいないんですか?」
「夏だから夏服買いに行くのって言って聞かなくて本当にすまないな。」
「大丈夫ですよ、司令官。皆の為によく見てきます。」
司令官が部屋のマイクで、鎮守府内にいる下見メンバーを鎮守府前で集め今回の目的を話すと何故か少し嬉しそうだった。そしてメンバーでその場所へ向かった。
「大きな建物ですね。」
「かなり大きな建物ですね。」
「予想より大きいわね。」
私達の鎮守府位の大きさだろうか、大きな屋敷に大きな庭、大きな港、建物のスケールが全て大きくなっている。司令官が案内役を付けると言っていたが、少し来るのが早かったのか、少しの間皆が庭の花を眺めていた。
少し時間が経ってから、建物から男の子が来た。
「すみません、皆さん。お待たせ致しました。連絡と時間が少しずれてしまって。」
男の子は息を切らしながら、そう言った。
「この子が、案内役なのかしら?」
「提督が、信用してるみたいだから大丈夫ネー。」
もう一人の女性がこちらに歩いてきた。
「孝祐、案内役私も手伝おう。」
「ありがとう。グラーフさん、さすがに一人じゃあきついと思ってて。」
「この建物には、艦娘が居るんですか?」
「まあ、ここは鎮守府用の建物だから、何人かは艦娘がいてもおかしくないぞ。話すのもあれだから、とりあえず案内しよう。孝祐行くぞ。」
「それでは、皆さん付いてきてください。」
廊下を少し歩いていく途中に孝祐君と話をした
「孝祐君は、ここに住んでるの?」
「うん、でもグラーフさんや、ローマさん達もいるしたまに兄さんも来るから、心配
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