ハイスクールD×D 黒龍伝説 13
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製だ。煙で燻す、煙を擦り込む?まあ、そんな感じの調理方法だ」
チーズを手に取って千切って口に放り込む。うん、桜の香りがマッチしてるな。さてと、食い終わったらダンボールを切り張りして巨大な燻製機もどきを作らないとな。チップも買いに行かないと。いや、小屋の方に置いてたな。取ってきて砕けば良いだろう。
「あ〜、ずるいにゃ!!三人だけでそんな物を食べて」
黒歌が帰ってきたか。網の上を見れば既に何も残っていなかった。二人とも気に入ったのか、黒歌が帰ってきた途端、急いで口の中に詰め込んでいたな。
「ほれ、食いさしで悪いがこれしか残ってねえよ」
手元に残っていたチーズを投げてやるとオーフィスが飛びついて口に入れてしまった。ため息をひとつついてからオーフィスにゲンコツを落とす。
「痛い」
「行儀が悪い。手でキャッチしてからにしなさい」
ゲンコツを落としたところを手で押さえながらオーフィスが答える。待て、痛いだと?
「オーフィス、それは本当に痛かったのか?それともそういう風に真似をしているだけなのか?」
「本当に痛い。びっくりした」
つまりはオレの力がオーフィスの力に干渉できるというか、まさか、『無限』すらも吸収したのか!?黒歌も理解したのかかなり嫌そうな顔をしている。
「黒歌、黙ってろよ。巻き添えをくらうぞ」
「分かってるわよ。なんでそんな面倒事を引っ張ってこれるのよ」
「知るか!?いや、知ってるわ!!」
「知ってるの!?」
あれしかないだろうな。オレの唯一固定されるステータス。
「オレの幸運値、S、A、B、C、D、Eでランク付けると最低のE+++だからだな」
「+って?」
「条件付きで+分ランクの上昇。元が低いから+でも変な方向に作用してるんだろう」
「確かにオーフィスにも対抗できるっていうのは戦力的には+、でも政治的にはー。なんとも厄介だにゃ〜」
「そこらへんは諦めた」
存在自体が厄介な存在だからな。今更厄介ごとの一つや二つ増えたところでどうってことないわ。まあ、会長とセラフォルー様に呆れられると思うけど。そんで小言を貰って、他の秘密もまとめて吐かされるまでがセットだ。
「そのはずだったんだが、何がどうしてこうなった」
「匙、口答えしない」
今、オレは会長の自室に呼び出され、両手両足をベッドの足に手錠で拘束され、令呪まで使われた状態だ。
「それよりも、令呪をそんな簡単に使ってよかったんですか?」
「ああ、それなら問題ありませんよ」
そう言って、会長が左腕の袖を捲り上げる。そこにはびっしりと令呪が浮かび上がっている。ざっと数えても30以上。
「なに、それ!?」
「ふふふ、生成方法を編み出しただけ
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