第51話
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ていうのは特定の誰かさんのことじゃないわよね?」
ノエルに耳打ちされたエリィはジト目で答えた後、頬を赤らめてロイドを見つめて尋ねた。
「?できればエリィとも作りたいとも思っているよ。今までデートする暇もなかったんだしさ。」
「〜〜〜〜〜〜〜!!!そ、そう……………………」
ロイドの答えを聞いたエリィは顔を真っ赤にし
(や、やっぱりロイドさんはロイドさんですね………局長は局長で問題ありますけど、自覚のないロイドさんの方が一番性質が悪いかもしれませんね……………エリィさんも苦労していますね。)
(ううっ………将来ロイドは何人の女の人達を落とすのか、かなり不安だわ…………現在の時点でロイドに好意を寄せている人達が既に4人もいる上、さらに一番厄介な相手―――ルファディエルさんがいるんだから………)
苦笑しながら小声で言ったノエルの言葉にエリィは疲れた表情で答えた。
「あれ、ひょっとして俺、さっきから外しまくってるか?みんなが落ち込んでるみたいだから少しでも元気付けようと――――あ。」
一方2人の様子に首を傾げたロイドは尋ねたがある事に気付いて声を上げ
「ぷっ……」
ノエルは口元に笑みを浮かべ
「あははっ……!あ、貴方って本当に……天然というか不器用というか。まあ、そんな貴方だからこそ私は好きになったんだけど。」
エリィは大声で笑った後頬を赤らめてロイドを見つめ
「ふふ、何だか悩んでいたのがバカらしくなっちゃいましたね。」
ノエルは笑顔で話を続けた。
「……悪かった。顔を洗って出直してくるよ。」
「ふふ、すねないの。……ごめんなさい。私達の方こそちょっと空気が読めてなかったわ。」
「そうですね……やっぱりバカンスに行くなら目一杯楽しまないと!」
「そっか……(一応、目的は果たせたかな?)……あ、そうだ。…………いや、これを聞くのはさすがにエリィに失礼だな……」
二人の答えを聞いたロイドは心の中で安堵した後声を上げ、迷っていた。
「?私に何を聞きたいの?遠慮なく言って。」
ロイドの様子を見たエリィは不思議そうな表情をした後言い
「えっと、その……………エリィってもしかして凄い数の縁談が来ていたりするのか?」
「ええっ!?え、縁談……!?」
ロイドの疑問を聞いたノエルは驚きの表情でエリィを見つめ
「……………………………どうしてそう思ったのかしら?」
エリィは少しの間呆けた後、ロイドを見つめて尋ねた。
「えっと、その……リィンが言ってたんだけど……………」
そしてロイドはリィンの推測を2人に話した。
「た、確かに言われてみれば、そうですよね………エリィさんのお姉さんはあの”聖皇妃
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