外伝〜英雄達の大粛清〜後篇(2章終了)
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
た表情でディーター市長を見つめ、アルバート大公は尋ねた。
「いえ――――提議ではなく決意表明というべきでしょうか。迷いもあったのですが……この事件やヴァイスハイト局長達の働きで決意は固まりました。今、この場をお借りして一つの提唱をさせていただきます。」
「……!?」
「なに……!?」
そしてディーター市長の呟いた言葉を聞いたオズボーン宰相とロックスミス大統領は厳しい表情をした。
「我々はもはや、他国の思惑に振り回されるわけにはいきません。周辺地域の、いや大陸全土の恒久的な平和と発展のためにも―――私はここに、市民及び大陸諸国に対し、『クロスベルの国家独立』を提唱します!」
するとディーター市長は決意の表情で叫んだ!
こうして波乱に満ちた『西ゼムリア通商会議』は終わった。なお、”赤い星座”と”黒月”は警察、警備隊による突然の奇襲、そして主力が既にヴァイス達やルファディエル達の手によって無力化されていた為、満足な装備を整える事や迎撃を出来る事はできず、それぞれダドリーやセルゲイ、ルファディエル、そしてルイーネ達の指揮による警察、警備隊の連合部隊によって瞬く間に制圧され、全員拘束された後拘置所に連れて行かれ、その後自治州法により全員自治州永久追放という形で二度とクロスベルに足を踏み入れる事ができない立場となった。そして赤い星座は国際犯罪組織として世界中から指名手配される身となって各国の軍から追われる立場となり、黒月はロックスミス大統領にリフィア皇女とレン皇女の暗殺未遂の罪をなすりつけられ、完全にカルバード政府と決別する事になり、カルバード国内に潜伏し、政府と対立する立場となった。そしてオズボーン宰相とロックスミス大統領は今回の暗殺未遂の事件を企てた主犯容疑者である事や、クロスベル政府に黙ってテロリスト達への逮捕や処刑委任状を発行した事を報道され、特にオズボーン宰相はオリヴァルト皇子の暗殺未遂疑惑やエレボニアの遊撃士協会襲撃事件にも関わっている容疑、”百日戦役”の勃発を狙った真犯人である事まで疑われ、両者とも市民からの支持は最低まで下がってしまい、ロックスミス大統領は次回の大統領選挙では落選する可能性が非常に高いと報じられるほど支持率が低くなり、さらに責任をとって辞職するべきだという声も多くなった。そして”百日戦役”やエレボニアの遊撃士協会襲撃事件、オリヴァルト皇子暗殺疑惑に加えリベールの”異変”の黒幕にいた容疑者として市民達や世間から疑われている事になってしまったオズボーン宰相も、オズボーン宰相に信頼を置いていたエレボニア皇帝も世間体を考えて庇う事はできず政治的に追い詰められる立場となり、さらにオズボーン宰相の失態により革命派も追い詰められる立場となって次々と離反者が現れ始め、オズボーン宰相の盟友である帝都の知事、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ