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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜英雄達の大粛清〜後篇(2章終了)
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並びにその家族構成を教えてもらってもよいか?」

するとその時リフィア皇女はグレイス達を見つめて

「え………な、何故でしょうか、リフィア殿下。」

見つめられたグレイスは他のマスコミ達と共に不思議そうな表情をした後尋ね

「なに……ありえんとは思うが二大国の政府が報道規制をする可能性や貴女達を秘密裏に消すか、家族や関係者達を人質にとって報道させないようにして今回の件を誤魔化す可能性も考えられるしな。この処置は今回の件の真実をそれぞれの国に知らせる立場である貴女達や報道各社の関係者達の身を守る為でもある。」

「―――無論、私もエレボニア皇族の一人としてそのような暴挙、許す訳にはいかぬ。当然、私も貴女達の身の安全は保証するつもりなので安心してくれ。―――クローディア姫、アルバート大公。そちらもお願いして構いませんか?」

「………はい。民を守るのは王族として当然の務めですので。」

「当然、レミフェリアもマスコミ達の身の安全は保証させていただく。」

尋ねられたオズボーン宰相やロックスミス大統領を睨んだ後グレイス達を見つめて言い、リフィア皇女に続くように言ったオリヴァルト皇子に言われたクローディア姫やアルバート大公もそれぞれ静かな表情で頷いた。

「!!た、確かに言われてみれば……!」

「さ、さすが”聖魔皇女”と名高いリフィア殿下……!私達の身まで案じてくれるなんて……!」

「それにオリヴァルト殿下達もさすがよね……!」

リフィア皇女の話を聞いたマスコミ達は顔を見合わせた後驚きの表情になったり、尊敬の眼差しでリフィア皇女やオリヴァルト皇子達を見つめ

「「………………………」」

オズボーン宰相とロックスミス大統領は苦々しい表情をし

(先手を打たれてしまったわね……………)

(……完全に”詰み”だな、こりゃ……ここであんな事を宣言されちまったら、いくら情報局でも動きようがないぞ………………)

キリカ補佐官は厳しい表情をし、レクター書記官は疲れた表情で溜息を吐いた。



「―――ありがとう、ヴァイスハイト局長、ギュランドロス司令。貴方達の働きのおかげで、私は改めて決意したよ。――――皆さん、襲撃によって邪魔された私の発言を再開させていただきたい。」

するとその時静かな笑みを浮かべたディーター市長がヴァイス達を見つめて言った後立ち上がった。

「……ディ、ディーター君………?」

「……?」

「ほう……?」

ディーター市長の言葉を聞いたマクダエル議長は戸惑い、ヴァイスは眉を顰め、ギュランドロスは興味深そうな表情でディーター市長を見つめ

「「…………………」」

「して、どのような提議を?」

ロックスミス大統領とオズボーン宰相は警戒し
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