外伝〜英雄達の大粛清〜後篇(2章終了)
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たリベールと同盟を組むメンフィルがカルバードを”監視”する為にもカルバードとは”関係のない”他国の領に接近している領をメンフィルに差し出すのは当然の事かと思いますが。」
「む…………………」
「………………………」
上品な微笑みを浮かべながら言ったレン皇女の説明を聞いたアルバート大公は唸り、クローディア姫は不安そうな表情をしていた。
「―――お待ちください。その信用のおける人物とは私では当てはまらないのでしょうか?」
するとその時キリカ補佐官は静かな表情で申し出たが
「……確かにかつて遊撃士協会の受付を勤めていた貴女はリフィア殿下やクローディア姫と顔見知りではありますけど………”その程度”でしょう?まさか顔見知りだからという理由で皇族に……それも皇位継承者達に信用してもらえると思っていたのですか?」
「……………(……唯一2人に信頼されている可能性があるのはジンだけど……………どの道中立の立場である遊撃士協会のジンでは無理ね………カルバード政府内にリベールの”異変”をエステル達と共に解決した者がいないのが痛すぎたわね…………………)いえ……この場には相応しくない発言をしてしまい、申し訳ありませんでした。」
不敵な笑みを浮かべて見つめられて尋ねたレン皇女の疑問を聞いた後厳しい表情をした後気を取り直して軽く頭を下げた。
「―――という訳ですから、カルバードに帰ったらちゃんと我々が出した交換条件を守れるように動いてくださいね?でなければ、メンフィル帝国は”西ゼムリア大陸の平和の為に”カルバードと剣を交える事になるのですから。」
「クッ……!……………わかりました……………」
(あ、ありえん……!まさかこんなやり方でクロスベル問題が解決に向かっているとは………!)
(……まさかこんなあまりにも強引すぎる方法でクロスベル問題を解決しようとするなんて……………でも………これで本当によかったのかしら……?)
そして凶悪な笑みを浮かべて見つめられたロックスミス大統領は悔しそうな表情でレン皇女を睨んだ後気を取り直して静かな表情で頷き、その様子を見ていたユリア准佐は信じられない表情をし、クローディア姫は複雑そうな表情をしていた。
「う、嘘……!?これって下手をしたらクロスベルどころか、カルバードやエレボニアの歴史も大きく動くんじゃないの!?」
その様子を見ていたグレイスは驚きの表情で呟き
「すぐに号外を手配しないと!」
「ああ!こんなスキャンダル、絶対に見逃せない!」
エレボニアやカルバードから派遣されているマスコミ達はそれぞれ驚きの表情で言った。
「おっと、そうだった。マスコミの方々。後で貴女方の名前や家族構成、所属している報道社、そして報道社の関係者全員
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