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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜英雄達の大粛清〜前篇
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リフィア皇女に尋ねられたオズボーン宰相は眉を顰めた後頷いた。

「―――クローディア姫。リフィア殿下の仰っている事は真実でよろしいですか?」

その時、ルファディエルがクローディア姫を見つめて尋ね

「え、ええ。あの時はメンフィル帝国の協力がなければ、”身喰らう蛇”や”赤い星座”によってロレントが蹂躙され、民達にとてつもない被害が出たと思われます。」

「………?」

尋ねられたクローディア姫は戸惑いの表情で頷いた後答え、その様子をユリア准佐は不思議そうな表情で見ていた。

「フム……そこまでわかっているならば、当然貴様らエレボニアに説明してもらうぞ!国際犯罪組織”赤い星座”を雇い、余とレンを暗殺しようとしたことを!」

「!!??」

「え……!?」

「ええっ!?嘘!」

「エ、エレボニア政府がリフィア殿下達の暗殺を!?」

そして怒りの表情で叫んだリフィア皇女の言葉を聞いたオズボーン宰相は混乱し、クローディア姫は驚き、さらにグレイスやエレボニアが派遣しているマスコミも驚いて声を上げ

「(お、おいおい……!どういうことだよ……!)………お言葉ながら、リフィア殿下。赤い星座が国際犯罪組織である事や何故エレボニアがそのような事をしたのか、教えて頂いてもよろしいでしょうか?」

レクター書記官は驚いた後静かな表情で尋ねたが

「誰が貴様に発言を許した!オズボーン宰相が雇った出身も明らかにしないこの場にいる事すら相応しくない薄汚い不審者が!」

「なあっ!?……………」

「リ、リフィア殿下!?それはあまりにも言い過ぎなのでは……!?」

怒りの表情で叫んだリフィア皇女の言葉を聞いて驚いた後表情を厳しくし、クローディア姫は驚いた後リフィア皇女を諌め

「………お前は黙ってろ、レクター。………リフィア殿下。まず赤い星座が何故国際犯罪組織である事を教えて頂いてもよろしいでしょうか?」

オズボーン宰相は厳しい表情でレクターを制した後リフィア皇女を見て尋ねた。



「フン!ここまで言ってまだわからんのか?”身喰らう蛇”はさまざまな猟兵団を雇い、配下としていた。……一時期エレボニアの遊撃士協会を襲撃した”ジェスター猟兵団”のようにな。それは”赤い星座”も同じ事。よって”赤い星座”は国際犯罪組織であろうが!既にメンフィルでは奴等をこのゼムリア大陸の平和を乱す国際犯罪組織として認めた!」

「!!!」

「ええっ………!?」

「フム……確かに言われてみれば……………」

そしてリフィア皇女の答えを聞いたオズボーン宰相は目を見開き、クローディア姫は驚き、アルバート大公は納得した様子で頷いた。

「(―――打ち合わせ通り!ここからだ……!)――――宰相!これは一体どうい
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