第49話
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「―――俺からも聞きたい事がある。……セリカ殿、リタ、レシェンテ。何故貴方達が彼女達と共にいる?このような報告、俺どころかミシェルも知らされていないはずだ。」
アリオスは静かな表情で言った後セリカ達を見つめて尋ねた。
「―――今回の俺達はメンフィルに”傭兵”として雇われている立場だ。よって遊撃士協会に報告する義務はない。俺達は遊撃士協会に所属している訳ではなく、あくまで手伝っているだけだ。」
「エステルからも聞いておるじゃろう?セリカはレウィニア神権国の客将である事を。そしてエステルの頼みを受け、特別に”傭兵”という形でお前達遊撃士協会に期間限定で雇われ、手伝っているのじゃ。」
「…………………」
「メンフィルにだと!?一体何の為に雇われている………!」
そしてセリカとレシェンテの答えを聞いたアリオスは目を細めてセリカ達を見つめ、ダドリーは叫んだ後真剣な表情でセリカ達を見つめた。
「フフ、すぐにわかるわ。今は文句を言わずに私の指示通りに動いてもらっていいかしら?そうすれば、黒月を検挙できるわ。」
「クッ……!後で全て聞かせてもらうからな!」
ダドリーの言葉を聞いたルファディエルは微笑み、ルファディエルの言葉を聞いたダドリーは唇を噛みしめた後ルファディエルを睨んだ。その後ルファディエル達は手分けして黒月の構成員達を拘束した後、テロリストや構成員達にリタやレシェンテ、メヒーシャ達を残し、ルファディエル、ダドリー、アリオス、セリカは首脳陣がいる会議室に向かった。
〜オルキスタワー〜
「あ……!ルファ姉!ダドリーさんやアリオスさんも……!」
地下の合流地点でルファディエル達が近づいて来るのを見たロイドは声を上げ
「セ、セリカさん!?……という事は黒月はセリカさん達と戦ったんですか………!」
「”世界の禁忌”とまで言われている”神殺し”相手はさすがに荷が重すぎるよな……」
「そ、そうよね……セリカさん達と戦った彼らの方が哀れに見えてくるわね……」
セリカを見たティオは驚き、リィンとエリィは冷や汗をかいて苦笑し
「なっ……!?”赤い星座”の副団長、シグムント・オルランド!それに”戦妃”カーリアンまで!これは一体どういう状況ですか、ギュランドロス司令!」
ダドリーはギュランドロスが担いでいる気絶したシグムントやロイド達の傍にいるカーリアンを見て驚いて尋ね
「クク……すぐにわかる。今は俺達が話していいと言うまで、黙ってろ。そうしたら”赤い星座”も検挙できるぜぇ?」
尋ねられたギュランドロスは不敵な笑みを浮かべて答えた。
「……………これも全てお前の狙い通りなのか?」
ギュランドロスの言葉を聞いたアリオスは真剣な表情でルファディエ
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