第49話
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「……素晴らしい軍師と共にいますね。彼女の超越的な先見や手の廻しの良さ、策略には私も見習わなければなりません。」
「あはは!本当にあの天使って、凄いね〜。エル姉でもここまで予想できないと思うよ?」
見つめられたヴァイスは答え、エルミナは静かな表情で言い、パティルナは笑った後口元に笑みを浮かべて言った。
「ええっ!?テロリスト達の行動、赤い星座の行動も全てルファディエルさんの推理通りなんですか!?」
「す、凄すぎる………!」
「アハハ!本当に凄いよ!というか彼女こそが”真なる叡智”と言われてもおかしくないんじゃない?」
「……確かにここまでくれば、本当にそう思えてきますよね………」
ヴァイス達の話を聞いたエリィやリィンは驚き、ワジは笑顔で笑った後口元に笑みを浮かべて呟き、ワジの言葉を聞いたティオは苦笑しながら言った。
「………ちなみにルファ姉達はどこにいるんです?」
驚きの表情で周囲の惨状を見回したロイドはヴァイスに尋ね
「ルファディエル達ならC区画でテロリスト達と黒月を待ち構えているはずだが……ん?おっと、もしかして……」
尋ねられたヴァイスは答えた後鳴りはじめたエニグマに気付いて通信を始めた。
「―――クロスベル警察局長、ヴァイスハイト・ツェリンダーだ。……ああ。そうか、そちらも成功したか………ああ。今ちょうどこちらも戦闘を終えて、拘束するところだ………ああ、手筈通りに頼む。―――今、ルファディエルから連絡があった。向こうもテロリスト達を捕縛し、黒月達も一部を除いて制圧したそうだ。生憎ツァオやその側近であるラウ、そして銀は取り逃がしたそうだがな。(さすがにツァオを殺害したなんて、こいつらには教えられんしな。)」
「ええっ!?」
「”黒月”まで!?」
「ハハ、さすがはルファディエル姐さん!凄すぎるッス!二大組織を同時制圧なんて、普通に考えて実現不可能な策ッスよ!」
通信を終えたヴァイスの話を聞いたロイドやエリィは驚き、ランディは嬉しそうな表情で声を上げた。
「で、でも大丈夫なんですか……?両政府と繋がりがある裏組織にここまでの仕打ちをして……」
その時、ノエルは不安そうな表情をし
「フフ、昨夜の局長の言葉を考えるとここからさらに、面白い事を仕出かすんだろ?局長やルファディエルさん達は。」
ワジは興味深そうな表情をしてヴァイス達を見つめ
「フッ……わかっているじゃないか。―――おっと、その前に。」
見つめられたヴァイスは口元に笑みを浮かべた後シグムントに近づいてシグムントの懐を探り
「―――やはり持っていたか。」
シグムントの懐から書状を見つけ、内容を読んだ後不敵な笑みを浮かべた。
「………その書状は一体何
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