機動戦艦ナデシコ
1404話
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ぱり紅茶とかコーヒーを淹れる技能も要求されるんだろう。
ネギ辺りがエリナの紅茶を淹れる様子を見れば、恐らく絶賛する筈だ。
「どうぞ」
そう言ってエリナが俺とナタルの前に紅茶を出す。
「エリナ、お前も飲めよ」
「え? その、いいの?」
「ああ。どのみちここにいるのは俺とナタルとお前だけだ。別によそ行きの顔を取り繕う必要もないだろ」
エリナの視線がナタルへと向けられ……やがて、少し考えた後で頷くと、エリナは自分の紅茶も淹れて俺の向かいへと座る。
「初めまして……という訳ではないですが、きちんと自己紹介はしてませんでしたね。私はナタル・バジルール。シャドウミラーの旗艦シロガネの艦長をしています」
「うん? ナタル・フラガじゃないのか?」
ふと疑問に思い、尋ねる。
ナタルがムウと結婚した以上、名字が変わっていてもおかしくはない筈だが……
だが、そんな俺の言葉を聞いたナタルは、慌てて首を横に振って叫ぶ。
「ば、いいんだ、ナタル・バジルールで! 名前はそのままにしているんだから!」
「なるほど、夫婦別姓って奴か。……まぁ、そっちの方が混乱しないと言えば混乱しないしな」
「……ナタル、だったわよね。貴方も随分と苦労してそうね」
「分かるか?」
「ええ。一応私もナデシコでアクセルと一緒の時間を過ごしたから、余計にね」
何だか一瞬にして分かり合っているこの2人。
相性は決して悪くないんだろうと思える2人だった。
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