第一章
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族で住んでいる社宅の部屋はトイレも風呂場もいつも奇麗だ。
「しかしな」
「寝過ぎっていうのね」
「それだけ寝てるとナマハゲ来るぞ」
羽久は自分の生まれ故郷秋田の妖怪を出した。
「昼寝ばかりしてたら怠けるなって怒ってな」
「起きて何かしろっていうのね」
「そうだよ、一日十二時間寝てるとかないからな」
「寝るのがいいのに」
「せめて起きて何かしろ、休日も一緒に何処に行くぞ」
昼寝ばかりでなくというのだ。
「本当に寝てばかりだとナマハゲになるぞ」
「そんなこと言ったら」
口を尖らせてだ、由貴は羽久に言い返した。
「ここ大阪じゃない、あなた秋田生まれで私横浜生まれだけれど」
「お互い大学は関西で就職こっちだったからな」
「八条運送大阪支社ね」
本社は大阪にある。
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