渡り鳥が忘れた、古巣【C】
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プレゼントは、黄色のダンプカーで、DREAM(ドリーム)は、着物を着た、キティの縫いぐるみだった。サンタクロース達の、演奏が始まった。サクソフォンを吹いていたサンタクロースにDREAM(ドリーム)が「This Santa Claus, was a little better(このサンタクロース、少し上手くなった)」と、言った。DREAM(ドリーム)に、正体がバレテいた。サンタクロースが「Thank you(有難う)」と、言った。古民家の外に、雪が降り出した。心が打たれるファンタジック場面と、古民家の優しさに、MARIA(マリア)は涙し、十字を切った。
夜の雪道は、危ないと悟り、その夜は全員
で,古民家の屋根裏部屋に泊まった。相布団の中で、子供達の、間に合わせ枕の、投げ合いが始まり、昔の、修学旅行を思い出した吹奏楽の仲間も、加わり、その夜、古民家は大変だった。
新年を迎えた。吹奏楽の仲間と幼児貧困は、古民家に集まった。DREAM(ドリーム)は直子が仕立てた着物で盛装した。DREAM(ドリーム)が「キティと同じだ」と言い、燥いで(はしゃいで)いた。音楽を奏で、仲間と安藤家の人々は、子供達に、御年玉を渡し、御雑煮を食べた。御年玉袋はキティが、プリントしてあった。DREAM(ドリーム)は「有難う御座います」と、日本語で言い、始めての御年玉を、袋ごと丁寧に、キティのポシェットに、仕舞い込んでいた。
1月の正月の七草を過ぎた1月の中旬、一行は成田を発ちマニラに向かった。直弘は、今回、人数が多いので、フライトチケットが安い、1月の中旬の渡航にした。直子の衣服は、昔、泰弘から、クリスマスプレゼントに貰った、猫のプリントとEKYYNの刺繍が或る、ワンピースだった。空港に向かう道の途中で、一行は、二回の検問に遇った。全員のパスポートは元より、黄色の小型ワンボックスカーの、後部に積んで或る、各自のトランクまで、開けさせて調べられた。MARIA(マリア)は不信に思い「何か起きたの?入国の時は、道路での、検問は無かったよ」と、聞いた。青年議員の魁が「この空港の開設当時、周辺住民の反対運動が起き、過激派分子が空港内に、なだれ込み、空港ビルを占拠した。その時以来、空港に危険物を阻止する為の、機動隊に依る検問が始まった。当初は、もっと厳しい検問だった」と、答えた。MARIA(マリア)は「マニラ空港にも、武装警官は居るけど、道路での検問は無いよ」と、言った。
MARIA(マリア)とDREAM(ドリーム)以外の他の者は、海外旅行は始めてだった。高所恐怖症のヨネとキクは、窓際の席を避け、
中央の席で、身動きしないで、堪えて(こらえて)いた。DREAM(ドリーム)が英語で、客室乗務員に、機内サービスのドリンクを頼み、ヨネとキクに振る舞った。直弘とMARIA(マリア)と一佳
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