渡り鳥が忘れた、古巣【C】
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、小声で返事した。直子には、直弘の行動が、父親・泰弘とソックリだと思えた。[やっぱり、親子の血筋は争えない]と感じ、含み笑をしていた。DREAM(ドリーム)が「パパ、オシッコ」と、英語で直弘に言った。キクが「もう、パパが判っているの。偉いね。キク婆ちゃんが、トイレに連れて行って上げる」と言って、DREAM(ドリーム)をトイレに連れて行った。
夕方に成った。MARIA(マリア)は、アパートに戻ろうと思った。支度して、フィリピンパブに出勤する時間が、迫っていたのだ。「DREAM(ドリーム)、帰るよ」と、MARIA(マリア)が言った。ここに居たい」と、DREAM(ドリーム)が言った。「駄々を、こねては駄目」とMARIA(マリア)が言い、DREAM(ドリーム)の手を引っ張った。直子が「今日から、ここが貴方達の家です。孫がここに居るのは、当然です。DREAM(ドリーム)の方が、貴方より、判っています」と言い、MARIA(マリア)を制した。MARIA(マリア)は、我に返り「そ、そ、そうですね。宜しく、お願いします」と言って、DREAM(ドリーム)の手を、直子に引き渡した。直弘とMARIA(マリア)は、黄色の小型ワンボックスカーに、乗り込んだ。「映画で[幸福の黄色いハンカチ]と、云う映画を観た。だから、この車を黄色にした」と、直弘は話した。「幸せを、運んでくれる車ね。私、今日、幸せを、運んで貰った」と、MARIA(マリア)は微笑んで、言った。アパートを経由して、二人は、フィリピンパブに向かった。「直弘、エッチ、上手いね。体、見られるの、恥かしかったよ。でも、幸せ。今夜、帰ったら、子供達は寝ているから、又、してね」と言い、MARIA(マリア)は、直弘の頬にキスをした。一瞬、ハンドルが揺らいだ。直弘が「運転中は、危ないから、キスは駄目」と、言った。「農家の仕事は、キツイけど、MARIA(マリア)は大丈夫?」と、直弘が聞くと、MARIA(マリア)は「大丈夫。Miss.MILAI(未来)も、小さい農場を持って、農業を、していたから、私も、常日頃、手伝っていたよ」と、MARIA(マリア)が言い「これから、フィリピンパブに着いたら、店長に、明日、弁当屋に行って、店長に、Resignation due to marriage(寿退社届)を提出する」と、言った。彼女が、小声で唄い始めた。直弘に、「仕事が終わるのが、深夜、遅くなるけれど、迎えに来てね」と言って、MARIA(マリア)は、店内に入って行った。直弘は古民家に戻り、仮眠を取り、深夜、再度、フィリピンパブに向かった。MARIA(マリア)を乗せ、再々度、古民家に戻る際「店の、フィリピ―ナ達が、[電撃結婚ね]と言い、驚いていた」と、MARIA(マリア)は車内で話した。翌朝、泰弘とMiss.MILAI(未来)に、スピーカー・モードで婚約
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