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渡り鳥が忘れた、古巣
渡り鳥が忘れた、古巣【C】
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)を、ベットに横たえた。彼女は、目を閉じていたが、昨夜の寂しい顔とは一変して、幸せに満ちた、表情だった。交わりを終えたMary(メアリー)が、(おし)の口調で「(かい)」と、微笑みながら言った。(かい)が口の形で、「Mary(メアリー)」と、笑って返した。Mary(メアリー)は(かい)とは一回り以上年齢差が在りMary(メアリー)は幼な妻だった。Mary(メアリー)は手話が出来るMiss.MILAI(未来)の処に行き、手話で「(かい)は、優しかったよ。恥ずかしかったけど、気持ちが良かった。Mary(メアリー)は、幸せ」と、屈託のない笑顔で言い、先程迄の涙は、何処に消え失せていた。
その日の昼前、一行は、ジープニー2台に分乗して、孤児院MILAI of the houseに向かった。(かい)は車内で、Miss.MILAI(未来)に、手話の手解きを、受けていた。Miss.MILAI(未来)から、Mary(メアリー)が、100%の聴覚ではなく、補聴器を買って上げたいが、金銭的に余裕が無い事も聞いた。途中、道路際の露店で昼食を摂った。椰子の実ジュースが売られていた。泰弘が、皆に振る舞った。ホテルからMary(メアリー)は、(かい)に、張り付きぱなしだった。二人は、椰子の実ジュースに、二本のストローを入れ飲んだ。Mary(メアリー)は(かい)の額の汗を拭い、口の周りを拭き、小用のトイレ迄、付いて行き、彼女は、完全なる世話女房型だった。(かい)は、明弘から、新しいスマートホンを、受け取り、それを、Mary(メアリー)に渡した。隣で、同様に明弘が、Miss.MILAI(未来)、に新しいスマートホンを、渡していた。Miss.MILAI(未来)の携帯電話は、金銭的に余裕が無く、未だ、旧式の、ガラ系だった。「有難う、これ、動画も、ビデオ通信も、出来るから、欲しかったの」と言って、Miss.MILAI(未来)は明弘に、スマートホンの扱い方を、教わっていた。Mary(メアリー)は(かい)に、手話で「私は、これ、耳が聴こえないから、要らないよ」と、言った。(かい)は「スマートホンは、会話とは別に、メールも、画像も、ビデを通信も、インターネットも、出来るし、バイブ機能でも感知するから、Mary(メアリー)と連絡が出来る」と言い、スマートホンの画面を見ながら、Mary(メアリー)に説明した。試に、(かい)は、自分のスマートホンから、購入したスマートホンにメールと、画像を、送ってみた。画面を見て、Mary(メアリー)が「Bravo Thank you!」と叫び、(かい)の胸に、飛び付いた。スマートホンは、(かい)が、明弘に依頼して、購入した物だった。一行は、午後の2時頃、孤児院MILAI of the houseに到着した。MILAI of the house
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