機動戦艦ナデシコ
1403話
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いぞ。それに、今のナデシコから引き抜く訳にはいかないだろ」
現状、ナデシコは討伐軍の中でも最高戦力だ。
俺達シャドウミラーは、あくまでも討伐軍に協力しているという形なので、ナデシコ以上の戦力は現在討伐軍に存在しない。
この月ドックで作ってる相転移エンジン搭載艦が完成すれば、まだ結構余裕が出てくるかもしれないが……その辺は今のところまだ時間が掛かりそうだしな。
「相転移エンジン搭載艦か。……以前シャドウが敵として出て来た重力波砲を食らったという報告書を見たが、実際にはどうだったのだ? アクセルは直接見たのだろう?」
ナタルが視線を向けて尋ねてくる。
報告書や映像ではなく、直接俺に聞くのがナタルらしいよな。
「そうだな、純粋な威力だけで言えば、シャドウミラーで使用している重力波砲の兵器よりはかなり落ちるな。Eフィールドを突破するのが何とかってところだったし」
シャドウミラーにおける重力関係の研究は、この世界とは比べものにならないくらいに進んでいる。
いや、それどころか魔法球というシステムや、異世界の技術、研究者といった要素により、元々のOGs世界よりも格段に進んでいると言ってもいいだろう。
それこそ、シャドウの持つ主砲のグラビティキャノンとかは、ヤンマを始めとして木連の使用するディストーションフィールドを貫く出力を持っているのだから。
「ふむ、なるほど。では心配はいらないだろうな」
「……木連か?」
「そうだな、その可能性もあるだろう」
奥歯に物が挟まったように呟くナタルの言葉に、俺は首を傾げるだけだった。
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