暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜ジオフロントの蹂躙戦〜前篇
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
でも傷を負いますが……あのヴァルターという方と比べれば、弱すぎますね。」

「ヴァルター………”結社”の”痩せ狼”か……!クッ………!」

そして妖しげな笑みを浮かべて言ったリタの言葉を聞いたラウは驚いた後、自分も知る強敵と戦い、生き残っているリタの強さをその身に感じ、唇を噛みしめ、その場で全身に闘気を込め、強烈な攻撃を放とうとしたその時!

「千の棘をもってその身に絶望を刻み、塵となって無明の闇に消えろ…………」

詠唱をしたリタにより、リタの背後から無数の魔槍が現れ

「な――――!?」

それを見たラウが驚いたその時!

「砕け!時の魔槍!!」

リタの号令により、無数の”ロアの魔槍”がラウを襲った!

「うおおおおおおおおおおおおっ!!」

襲いかかる無数の”ロアの魔槍”をラウは全力で回避し続けたが、全ては回避できず、手や足の数か所に魔槍がささり、さらに魔槍が起こした大爆発に巻き込まれた!

「グアアアアアアアアアアッ!?」

大爆発に巻き込まれたラウは悲鳴を上げ

「―――止めです。ハァァァァァ………!!我は”聖霊”!世を彷徨いし哀れなる魂を導く者!これで………終わりです!!」

さらにリタはすざましい聖気と闘気を纏った竜巻をラウに放ち

「聖技!グランドクロス!!」

そして神槍に憑りついてラウに向かって突撃し、聖気と闘気による十字架をラウに刻み込んだ!

「グアアアアアアアアア――――ッ!?こ……こまで……差があるとは…………ツァオ様……申し訳……ありま……せん……!」

リタのSクラフトを連続で受けたラウは悲鳴を上げた後地面に倒れた!



「クッ……!ハアッ!!」

一方セリカに責められ続けていたツァオは口元を歪めた後目にも見えぬスピードでセリカに詰め寄ってセリカの喉元目掛けて突きを放ったが

「遅い!」

「馬鹿なっ!?」

セリカは攻撃が当たる瞬間、回避して一瞬でツァオの背後に回り

「沙綾!身妖舞!!」

「……っ!?グアアアアッ!?」

高速剣技を放って、ツァオの全身から血を噴出させた!

「ハア、ハア……ゴクッ!フウ………」

激しい戦闘により、息を切らせていたツァオは懐から”ゼラムパウダー”を出して呑みこんで自分の傷を回復し

「……黒月に伝わる秘伝のこの薬だけは使いたくなかったんですけどね……!ゴクッ!」

さらに懐から丸薬を取り出して呑みこみ

「ハァァァァァ……!!」

先程とは比べものにならないくらいのスピードでセリカに接近し、激しい攻撃を繰り出したが

「馬鹿なっ!?何故、人間が出せる限界まで身体能力を上昇させた私の動きが見えるんですか……!?」

ツァオの攻撃は全て回避され、攻撃
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ