暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜ジオフロントの蹂躙戦〜前篇
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
〜ジオフロントC区画〜



「クッ……何が何でもこの状況を切り抜けますよ!」

セリカと対峙したツァオは唇を噛みしめた後ラウに言い

「は!総員、ツァオ様の援護をしろ!」

ラウは頷いた後指示をし、指示を聞いた黒月の構成員達は一斉にセリカに襲い掛かろうとして、動き出したその瞬間、構成員達の足元から光の爆発が起こり、さらに上空から光の魔力弾が降り注いだ!

「グワッ!?」

「ガッ!?」

「なっ!?これは一体……!」

次々と傷ついていく構成員達を見たラウは驚き

「フフ、戦場となる場所に何も仕掛けないと思っていたのかしら?」

「――――!罠か……!」

「私達やテロリスト達は全て貴女の手のひらで踊っていたという訳ですか……!とんでもない策略家がいるものですねぇ、特務支援課は……!」

口元に笑みを浮かべながら言ったルファディエルの言葉を聞いたラウは目を見開き、ツァオは表情を歪めて言ったが

「―――余所見をしている暇はあるのか?雷光!滅鋼斬!!」

「剛震突き!!」

「「!!」」

セリカとリタの攻撃に気付いて回避し

「黒き雷よ!黒ゼレフの電撃!!」

「クッ………!」

さらにセリカが放った魔術をツァオは必死で回避していたが

「風よ、荒れるがいい!大竜巻!!」

「グッ!?クッ………!まさに異名通り”嵐”を操り、神のごとき超越した力を振るう剣士ですか……!報告通り、”風の剣聖”を相手にするより厄介ですね………!」

続けて放ったセリカの魔術を受けてダメージを受けつつ、表情を歪めた。

「行けっ!!」

一方リタは魔術―――連続水光弾・広範囲による冷却と神聖属性が込められた怒涛の魔力弾をラウに放ったが

「遅い――――!」

ラウは一瞬でリタに詰め寄り拳をリタの顔面に突き出したが、なんと突き出した拳はリタをすり抜けた!

「なっ!?」

攻撃がすり抜けた事にラウは驚き

「それっ!!」

「チィッ!?」

リタが放ったクラフト―――豪薙ぎ払いを回避しようとしたが、回避は間に合わず、防御態勢をしていた腕の一部が槍によって切り裂かれ、切り裂かれた部分から血が出始めた!

「フフ………そんな拳で幽霊を殺せますか?」

「何だと!?……クッ………!”白銀の霊女”とはそのままの意味だったのか……!」

そして妖しげな笑みを浮かべながら言ったリタの言葉を聞いたラウは驚いた後唇を噛みしめた。



一方黒月の構成員達の一部は単独でいるレシェンテに一斉に武器を投擲したが

「無駄じゃ!!」

レシェンテは片手でドーム型の結界を展開して防御し

「かかれっ!」

それを見た構成員達は一斉に距離を詰めて結
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ