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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜叡智の罠〜
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ファディエル達にも協力を要請した。」

「ふ、ふざけるなっ!いいがかりにも程があるぞ!?」

セリカの言葉を聞いたラウは声を荒げて言ったが

「―――無駄ですよ。メンフィル帝国自身がそう言いきってきた以上、私達がどれだけ反論しようと無駄な事です。……例えそれが大統領閣下でもね。………どうやら黒月どころかカルバードをも敵に回し、敵となったカルバードや黒月にはメンフィルをぶつける算段のようですね?まさかメンフィルと手を組んで、ここまで強引かつ大胆な真似をしてくるとは予想していませんでしたよ……!」

ツァオは疲れた表情で言った後怒りの表情でルファディエル達を睨みつけて言い

「フフ、イリーナ皇妃がクロスベル出身者かつ局長達の知り合いの中にメンフィル帝国の皇族やセリカ達がいた事が運の尽きね。―――さてと。それじゃあ、黒月をクロスベルから一掃する”第一段階”を始めましょうか。―――セリカ、リタ。貴方達2人はツァオとラウを相手してもらっていいかしら?」

睨まれたルファディエルは微笑みながら言った後セリカとリタに指示をし

「ああ。」

「フフ、わかりました。」

ルファディエルの指示にセリカとリタは頷いた後跳躍したり、槍を飛行させてそれぞれツァオとラウと対峙し

「”風の剣聖”をも越えると言われる”嵐の剣神”セリカ・シルフィルを私にぶつけるとは……!徹底していますね……!」

「クッ……!一体、いつ、どこで”白銀の霊女”達とメンフィル、クロスベル警察が手を組んだんだ……!?」

セリカと対峙したツァオは表情を歪め、ラウは信じられない表情でリタ達を見つめ

「フフ、”最強の戦力”は敵の中の一番の手練れにぶつけるのが”戦”の定石でしょう?――――さてと、始めるわよ。」

ルファディエルは微笑みながら言った後仲間達に言い

「おおっ!!」

ルファディエルの言葉にメヒーシャ達は全員頷いた後戦闘を開始した!


〜ジオフロントD区画〜



ルファディエル達が戦闘を開始する少し前、ヴァイス達の前にはシグムントやシャーリィと共に大勢の”赤い星座”の猟兵達が現れ、エレボニアの処刑委任状を手に帝国のテロリスト達の引き渡しを命令したがヴァイス達は断った。

「ほう……?まさか俺達どころかエレボニアに逆らうつもりなのか……?」

「へえ〜、面白いね!あたしはそれでも全然オッケーだよ!噂の”六銃士”達と殺り合えるなんて、すっごく楽しそう!」

テロリスト達の引き渡しの指示を断ったヴァイス達をシグムントは凶悪な笑みを浮かべて尋ね、シャーリィは興味深そうな表情をした後嬉しそうな表情をしてヴァイス達を見つめた。

「フッ……お前達こそ今の自分達の立場をわかっているのか?」

一方ヴァイスは口元に
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