暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜叡智の罠〜
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います。いくら一騎当千の貴女達といえど、この数に加えて私の友人もいる今、結果はわかっているでしょう?」

ツァオは苦笑した後不敵な笑みを浮かべてルファディエルを見つめて言ったが

「友人……確かに”銀”の力は無視できないけど、果たして”彼”は本当に貴方達の味方なのかしら?」

「………?」

口元に笑みを浮かべて言ったルファディエルの言葉を聞いたツァオは眉を顰めた。すると

「――――”銀”。本当に私達と戦えば、”どうなるか”わかっているわよね?これは私と敵対するつもりである貴方に対する警告であると同時に私の優しさでもあるのよ?」

ルファディエルは不敵な笑みを浮かべて銀を見つめて言い

「!!!……………(や、やっぱりあの”契約”を持ってきた……!………仕方ない………黒月との契約は破棄して、新たに私を雇ってくれる組織を探そう……………)……………………」

ルファディエルの言葉を聞いた銀は息を呑んだ後黙ってルファディエル達に背を向け

「い、”(イン)”殿!?一体何を……!」

「ま、まさか………!」

銀の行動を見たラウは驚き、ツァオは信じられない表情をした。すると

「―――――ツァオ。お前達”黒月”との契約はここで破棄する。……今後はお前達黒月には一切手を貸さん。………今回は相手が悪すぎたな。」

なんと銀は素早い動作で撤退して行き

「なっ!?銀殿!一体どこへ!?戻って来て下さい!!」

銀の行動を見たラウは驚いた後声を上げ

「………………………一体”銀”殿に何をされたのですか………?」

ツァオは銀の撤退を見つめた後、振り返って表情を歪めた状態でルファディエルを睨んで尋ね

「フフ、”彼”と交渉しただけよ。――――私達”特務支援課”とは絶対に敵対しない事を。」

尋ねられたルファディエルは微笑みながら答えた。

「馬鹿なっ!?一体どうやって……!」

ルファディエルの話を聞いたラウは驚き

「………どうやら私の予想を遥かに超えた策略家のようですね。……しかし例え銀殿がいなくても、この戦力差は覆す事は無理でしょう?」

ツァオは表情を歪めながら呟いた後不敵な笑みを浮かべて尋ねた。

「フフ……貴方達が来ることを予想していた私が”たったこれだけ”の戦力で貴方達を待っていたとでも?」

ツァオの言葉を聞いたルファディエルは不敵な笑みを浮かべて言い

「!!」

ルファディエルの言葉を聞いたツァオが目を見開いたその時!



「……ようやく俺達の出番か。」

「フフ、待ちくたびれちゃいましたね。」

「全く、行動するのが遅すぎじゃぞ!!」

なんとセリカ、リタ、レシェンテがツァオ達の背後から現れ、ルファディエル達と共にツァオ
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