第四章:停止教室のヴァンパイアとバーニング
Ω?:龍神少女の方針/金の余韻
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……カテレアの野郎が蛇を持っていたのはそれが理由か」
蛇っていうのは確かオーフィスの力の一つだったはずだな…
それを飲むことにより対称は異常なまでの力を手に入れることが出来る、
ある意味では、イッセーがよどしている神器、赤龍帝の籠手の能力に
似ているな…おそらく性質や特性は持ったく違うと思うが
だから俺の一撃をくらってもある程度生きながらえたのか…
「でも我、その考え、違うと知った。翔一、我のこと、家族と言ってくれた」
するとオーフィスは膝に座ったまま首だけ俺の方を向けて、上目遣いで俺を見つめる。
そしてその表情は、最高の笑顔だった。いい笑顔だなオーフィス。
「我は求めるもの、変えた。……当然、静寂も大事。
でも我、それ以上に、翔一との出会い、我の考え、変えた
今は、翔一の家族、翔一のもとで、平穏を、求める」
「つまりそういうことだ。オーフィスは組織に利用され、力をなし崩しに提供していたわけだ。だがオーフィスの願いを叶える奴が現れたとしたら、オーフィスは組織に頼る必要はなくなる。
私はそれを翔一に使い魔にされた後、オーフィスに相談されたのだ」
なるほどな…とゆうか、お前知っていたなら話せよ、まったく
ってことはオーフィスが言っていた組織を抜けるとゆうことは…
「私はほっとけば良いと言ったんだけどな。案外オーフィスは思った以上に律儀な奴で、
感情みたいなものが翔一との出会いで芽生えたらしいが、組織の連中を気遣った。
元は自分の欲で出来た組織。……裏切るようなことは出来なかったんだ。
だからオーフィスはな、無限の力の半分を占める割合を自ら切り離し、それを禍の団に献上した」
「おい、まじかよ…」
俺はティアの発言を聞いて驚いた
まさかオーフィスはそこまでして俺の傍にいようとしたとでもいうのか…
なんか悪いことしたな…
しかもそれに驚いているのはその場にいる全員だった。
「まあ話を最後まで聞け。切り離すと言っても、その力は無限ではなく有限。
そもそも無限を体現しているのはあくまでも《オーフィス》であり、力ではないからな。
無理矢理奪われるならまだしも、私も手伝って自ら力を切り離したんだ。
回復には時間を有するが、オーフィスは未だ無限の体現者だ」
……つまり禍の団に献上した力は有限なもので、いつかはなくなるってことか。
かにオーフィスのオーラは以前に比べて少し減少しているように見えるが
今はどのくらい回復したんだ
「オーフィス、今どれくらい回復しているんだ?」
「……8割弱くらい」
意外と回復が早いもんだな。
さすがは無限と称される最強のドラゴンの一角だな
「だが半分で有限とはいえ、オーフィスの力をそれほどに保有している組織は
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