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混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
エクリプス計画
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、ルーシィ殿を狙い拐おうとしたことを謝罪しておきたい。」

「何!?」

アルカディオスさんの言葉にナツさんが驚く。

「あれ・・・アンタの仕業だったの!?」

「ん?でも、奴らは大鷲の尻尾(レイヴンテイル)に頼まれたと・・・。」

大鷲の尻尾(レイヴンテイル)の依頼としたのは、
 この極秘任務を外部に漏らさないようにする為だ。
 もちろん危害を加えるつもりはなかったが、
 いささか強引な策に走ってしまった。
 あの時は早急に星霊魔導士が必要と思い込み、判断を誤った。
 申し訳ない。」

アルカディオスさんは謝罪をした。

「大魔闘演舞は魔導士達の魔力を
 大量に接収するためのカモフラージュだった。」

「毎年魔導士達から魔力を奪っていたのかよ。」

「汚ねえな。」

「最低ー。」

アルカディオスさんの言葉に
グレイさん、ガジルさん、ミントがそう言う。

「何と言ってもらっても構わんよ。すべてはある計画の為にやった事。」

「計画・・・?」

一体それは・・・・・・?

「ここだ。君達に見せたいモノだ。」

目的地の場所についたようだ。

「何だこれ・・・!?」

そこで見たのは巨大な門の様なモノだった。

「世界を変える扉エクリプス。
 これの建造の為、大量の魔力が必要だった。」

「扉!?」

「なんだコリャ?」

「エクリプス・・・日蝕・・・?」

「太陽と月が交差する時、十二の鍵を用いてその扉を開け。
 扉を開けば時の中、400年の時を渡り不死となる前のゼレフを討つ。
 それこそがエクリプス計画。」

その言葉に俺達は唖然となるのだった。

「と・・・時を渡る・・・!?」

「まさかこの世にそんなモノを見れるなんて。」

ルーシィさんとシャンディーがそう言う。

「ルーシィ様、星霊界はこの世界と時間の流れが違うと聞きます。」

「そういえばそうだったけど・・・。」

「星霊界での1日がこっちでは3ヶ月・・・
 おかげでこっちは悲劇が起きたな・・・・・・。」

俺の言葉にガジルさんとリリーを除くナツさん達が頷く。

「その星霊界独自の次元境界線を利用し、
 星霊魔導士の力でこの扉を開くのです。」

「当初の計画では星霊魔導士は擬似的な魔力で代用できる予定であった。
 だが、本物の星霊魔導士と十二の鍵があれば計画はより完璧となる。
 もはや必要不可欠と言ってよい。
 太陽と月が交差する時すなわち、3日後の7月7日、
 君の力を貸してほしい、ルーシィ殿。」

「え?」

ルーシィさんは当然驚く。

「7月7日・・・。」

「私達の(ドラゴン)が消えちゃった日・・・・・
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