第8話
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タービュランスで追撃した。
「えいっ!フレイムタン!!」
そこにアークスの駆動を終えたアリサが敵の足元から炎を吹き上がらせるアーツを発動して攻撃し
「怒りを穂先に変え、前途を阻む障害を貫け―――ロックブレイク!!」
レンが魔導杖にインストールされている特殊魔法を発動し、手配魔獣の足元から鋭利な岩を出現させて手配魔獣の巨体を貫いた。
「!?」
巨体が鋭利な岩に貫かれた事によって手配魔獣は怯み
「止めは任せてくれ!風よ―――俺に力を貸してくれ!うおおおおお……っ!」
それを見たガイウスは強烈な威力の攻撃を放って止めを刺す為に跳躍して全身に闘気によって発生した鷹のオーラを纏い
「カラミティ―――ホーク!!」
風を纏った十字槍を構えて空から突撃して十字槍を叩き込んだ。すると手配魔獣を中心に竜巻が発生した。
「――――――!!??」
ガイウスが放った空を制する鷹のオーラを纏った突撃のSクラフト―――カラミティホークによるダメージで蓄積したダメージが限界に来た手配魔獣は悲鳴を上げながら消滅した!
「よし……退治できたか。」
「ああ……これで少しは中将に恩返しができるというものだ。」
「フッ、殊勝なものだ。」
「ガイウス、よかったわね。」
「うふふ、手配魔獣も倒した事だし、すぐにでも報告にゼンダー門に戻りましょう。」
手配魔獣の撃破を確認したリィン達はゼクス中将に報告する為にゼンダー門に戻り、ゼクス中将に手配魔獣の撃破を報告した。
〜ゼンダー門〜
「あの魔獣を討伐してきたか………ご苦労だったな、諸君。ガイウス、他の諸君にも礼を言わせていただこう。」
「いい風の導きがあったおかげです。」
ゼクス中将の労いの言葉にガイウスは謙遜した様子で答えた。
「フフ、そのようだ。これが今回の報酬となる。受け取ってくれたまえ。」
そしてゼクス中将は報酬であるクオーツをガイウスに手渡した。
「ありがたく頂戴します。」
「ふふ、お役に立てて光栄でした。」
「いずれこの門の部隊に討伐される魔獣ではあったがな。」
「いや、随分と助かった。魔獣相手とはいえ、迂闊に軍を動かす事態など起きぬに越したことはない。その意味では大義ある仕事であっただろう。」
「なるほどね……確かにそうかもしれないわね。」
ゼクス中将の話を聞いたレンは納得した様子で頷き
(ゼクス中将……本当にできた人だよな。”隻眼”のゼクスといえばヴァンダール流の剣の達人としても名を知られているけど………)
(ああ、”名将”と呼ばれているのも頷ける。オレの軍人への印象も、最初とは随分変えられた。)
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