第46話
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れは………」
しかし口元に笑みを浮かべて言ったリフィア皇女と上品な微笑みを浮かべながら言ったレン皇女の説明を聞いて言いよどみ
「フム……………」
「………………………」
アルバート大公はリフィア皇女達を見つめて考え込み、オリヴァルト皇子は黙って真剣な表情でリフィア皇女やレン皇女を見つめ
「……………ッ……!(ここで出しゃばってきたか……!……しかしリフィア皇女はともかくまだ成人どころか16にもなっていないレン皇女があそこまで考えているとは想定外だな……………それにメンフィルが圧倒的な戦力、国力を盾にここまで力押しで来るとは……………さて……どうする?下手に反論をすれば、メンフィルと戦争するきっかけになりかねんし、さすがにそれは避けねばならん……………だが、クロスベルを渡す事もできん………!)」
ロックスミス大統領は唇を噛みしめた後静かな怒りを纏って目を伏せて黙り込んで考え込み
「…………………(聖魔皇女と殲滅天使………ここまでやるとは……………さすがはあの”英雄王”の後を継ぐ者達と言った所か……………)…………………いずれにせよ、斯様な方向に議論は流れてきたわけだが……お2人の意見はどうかな?」
オズボーン宰相は厳しい表情で黙り込んだ後不敵な笑みを浮かべてディーター市長達を見つめて尋ね
「……………くっ…………………」
「………………………………」
見つめられたマクダエル議長は唸り、ディーター市長は目を伏せて黙り込んでいた。
「くっ………!」
「ひ、酷い……」
その様子を通路から見守っていたロイドは唇を噛みしめ、ノエルは悲痛そうな表情をし
「無茶苦茶です……」
「……よくもあそこまで面の皮が厚くなれるもんだぜ。つーか、メンフィルの提案がある意味一番えげつないかもしれねぇな……」
ティオは不安そうな表情で呟き、ランディは目を細めて呟いた後溜息を吐き
「……でも、全く根拠が無い提案というわけではないわ。こういう流れにだけはなって欲しくなかったけど……」
「フム、ここが凌ぎどころって感じだけど……」
「……………………」
エリィは疲れた表情で答え、ワジは真剣な表情で呟き、リィンは複雑そうな表情で黙り込んでいた。するとその時、ロイドのエニグマが鳴りはじめた。
「こんな時に……」
「ダドリーさんから?」
そしてロイドは通信を始めた。
「はい、バニングスで―――」
「俺だ、セルゲイだ。」
「セルゲイ課長?どうしたんですか―――」
「時間がない、手短に話す。―――ソーニャから連絡があった。タングラム、ベルガード両門の付近に設置されたレーダー施設が破壊された。自治州領空に侵入する不審な飛行船
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