第46話
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「えっ……!?」
リフィア皇女の提案を聞いたクローディア姫は驚き
「フム……”保護”というと具体的にはどのような事を……?」
アルバート大公は頷いた後リフィア皇女に尋ねた。
「……クロスベル警備隊の規模はそのままにし、そこに我等メンフィル軍を駐留させ、さらに議員にもメンフィルから派遣した者達を数人入れてもらい、双方の国の監視をさせてもらう。―――むろん、警備隊、駐留するメンフィル軍の維持費は提案者である我等が全額負担させてもらおう。」
「……クロスベル警備隊に加え、”大陸最強”と称され、教団との繋がりが一切なく、さらに他国と違い、子供達の誘拐を全て未然に防いだ優秀な我が軍が加われば治安維持の発展に大きく貢献できると思いますし、現クロスベル議長であるマクダエル議長と我がメンフィルの皇族であるイリーナ皇妃は直接的な縁がある為、民も納得できる形になるかと。警備隊の維持費で苦言を申している貴方方にとっても悪い話ではないと思いますが?」
「………!」
そしてリフィア皇女とレン皇女の説明を聞いたマクダエル議長は目を見開き
「「……………………………」」
オズボーン宰相とロックスミス大統領は厳しい表情でリフィア皇女やレン皇女を黙って睨み
「お、お待ちください!確かに殿下達の提案は一見筋が通っているようにも見えますが、エレボニアとカルバードの両国の民達からは警戒もしくは恐れられ、戦争の引き金を引く可能性が出て来るかもしれないのですよ!?」
クローディア姫は真剣な表情で声を上げて意見した。
「フム。確かにクローディア姫の仰っている事にも一理ある。―――ならばクローディア姫。リベールからも王国軍をクロスベルに駐留させ、クロスベルの政治の議員にもそちらの政治を司る者達を派遣し、我等メンフィルの動向を監視すればどうだ?当然、派遣した王国軍の維持費も提案者である我等メンフィルが全額負担する上、派遣で抜けた分の戦力はそちらが望むのなら我等メンフィルが軍を派遣し、リベールの戦力の低下を補おう。」
「リベールは”不戦条約”を掲げ、クロスベルの民達からも好意的な目線で見られている事が多いと思いますのでクロスベルの民達も好意的に受け取るかと。”不戦条約”を掲げたリベールと”大陸最強”と称されるメンフィルが手を取り合ってクロスベルを守るのならば、ゼムリア大陸西部の平和に大きく貢献できると思いますし、何よりリベールとメンフィルは同盟を結んでいます。裏切りや政争の可能性もないのですから、クロスベルの政治をより清浄に出来る事に貢献できるかと思います。そして”不戦条約”を掲げたリベールが私達メンフィルの動向を監視する事でエレボニア、カルバードの両国も納得できる形になるかと思いますがいかがでしょう?」
「………そ、そ
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