第45話
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ておけ。」
一方ダドリーは黙り込んだ後ロイド達を見て忠告し
「……はい、もちろんです。」
ダドリーの忠告にロイドは頷き
「それではまた、一通り巡回を―――」
エリィが提案しかけたその時、ダドリーのエニグマが鳴った。
「捜査一課、ダドリーだ。……エマ君か。いったいどうした――――なんだと……!?」
(……なんだ?)
(何かあったみたいね……)
通信をして声を上げたダドリーをロイドは真剣な表情で見つめ、エリィは不安そうな表情をしていた。
「―――”赤い星座”と”黒月”がそれぞれの拠点から動いたそうだ。一課の監視を振り切ったらしい。」
「なっ……」
「なんだと……!?」
そして通信を中断し、自分達に伝えたダドリーの話を聞いたロイドは驚き、ランディは厳しい表情で声を上げた。
「狼狽えるな。これも想定の範囲内の上、局長やルファディエルからも予めそうなると説明されている。何かあったら知らせるから引き続き警戒しておけ。」
「りょ、了解です。」
ダドリーの言葉にロイドは頷き
「―――ああ、そうだ。予め話していたが監視の者達はそのままにし、さらに予備の警官隊を動かしてもいいから……」
ダドリーは通信をしながらロイド達から去って行った。
「クソ……本当に動きやがったか……やっぱりルファディエル姐さん達の推測通りの真似をするつもりか!?」
ダドリーが去った後ランディは舌打ちをした後怒りの表情で声を上げ
「ランディさん……」
「ランディ、落ち着いてくれ。いくら”赤い星座”でもここに仕掛けるとは思えないし、局長達はその事を予想していたからこそ、動いている。」
ランディの様子を見たティオは心配そうな表情で見つめ、ロイドは諌めた後説明し
「そうね。ただ問題は局長達が一体どんな行動をしているのかなのよね……」
ロイドの言葉に頷いたエリィは考え込んだ。するとその時
「――――なんですと!?」
マクダエル議長の大声が聞こえてきた。
「今のは……?」
「お、おじいさま……?」
声を聞いたロイドは不思議そうな表情をし、エリィは戸惑った後仲間達と共に会議室を見つめた。するとそこでは信じられない議論が繰り広げられていた……………
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