第43話
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ゼに指示をし
「―――かしこまりました。」
指示をされたエリゼは会釈をした後、近くに置いてある鞄から4つの小さな小箱と薄いミラの札束を出した後ロイド、エリィ、ティオ、ランディにそれぞれ小さな小箱を渡した。
「……………これは一体?」
渡された小箱を見て少しの間、考えた後ロイドは真剣な表情でリフィアに尋ね
「開けてみるがいい。」
リフィアに促された後ロイド達はそれぞれ小箱を開けた。
「これはまさか……!」
小箱の中身を見たエリィは真剣な表情で呟き
「……メンフィル帝国の皇族の方に働きを認められ、与えられる勲章だ。……けど、シェラ元帥を含めたメンフィル軍の上層部が身につけている勲章と違うな……」
リィンは驚きの表情で呟いた後不思議そうな表情をし
「リィンが知らないのも無理はない。その勲章は他国の者達がメンフィル帝国にとって”益”となる働きをした者、もしくは我等マーシルン家に恩を作った者にしか渡されない特別な勲章だからな。」
リィンの疑問にリフィアは答えた。
「………リフィア殿下もあのカルバードの大統領さんのように、領有権を主張する為にわたし達に勲章を授けるんですか……」
「ほう?やはりカルバードの狸も動いていたか。………まあ、それもあるがお前達はイリーナ様のご両親の仇であり、プリネの妹であるレンに非道なる行為を働いた”教団”の残党を滅したのだからな。メンフィル皇家たる我等マーシルン家の縁者を害した者、即ち国家に反逆する最上級の犯罪者。そんな犯罪者を討ち取った褒美でもある。」
ジト目のティオに言われたリフィアは興味深そうな表情をした後答え
「……っ……!お姉様―――イリーナ皇妃はこの事をご存知なのですか……!?」
リフィアの答えを聞いたエリィは唇を噛みしめた後、真剣な表情で尋ねた。
「当然、知っている。」
「なっ……!?」
「じゃ、じゃあ何で故郷や家族を苦しめるような事を……!」
そしてリフィアの説明を聞いたエリィは目を見開いて驚き、ノエルは厳しい表情でリフィアを見て言った。
「苦しめる?おかしな事を言うものだな。我等メンフィルは現在の所、エレボニア、カルバードの2大国からクロスベルを”保護”するつもりで動いているというのに。」
するとリフィアは意外そうな表情で答え
「”保護”……………」
「”保護”とは聞こえはいいけど、最終的にはメンフィル領にするのが目的だったり?」
「…………………」
「フム。時と場合によってはそうなるかもしれんな。」
リフィアの答えを聞いたロイドは真剣な表情で呟き、ワジは口元に笑みを浮かべて尋ね、リィンは真剣な表情で黙り込み、ワジの疑問にリフィアは答えた。
「………お言
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