第42話
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「はは、人当たりはいいけどさすが大国のトップだねぇ。とんでもない大狸じゃないか。」
「ワジ君……滅多なことを言わないの。」
「もし、聞かれていたらとんでもない事になっていたかもしれないぞ。」
笑いながら言ったワジの言葉を聞いたノエルとリィンは疲れた表情で指摘した。
「でも、結構露骨でしたよね。わたしたちを威圧するのが目的ではなさそうですが……」
「多分、体裁を整えるのが目的だったんだと思うわ……共和国の大統領が、教団事件の解決に貢献した私達に勲章を贈るという体裁が……」
「クロスベルの事件は自分達にとっての事件……つまり宗主国としての領有権を改めて強調してきたのか……」
「おいおい……そのために呼んだのかよ。大国のトップってのはやっぱりとんでもねぇな。」
ティオの疑問に答えたエリィとロイドの説明を聞いたランディは溜息を吐いた後真剣な表情になった。
「ま、自治州議会の議員とは明らかに格が違いそうだね。」
「……宰相や皇女の方はどんな話があるんでしょう?」
「……わからない。とにかく肚をくくっておこう。」
その後ロイド達は次にリフィア皇女がいる部屋に向かった…………
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