各所観光
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。
どうしたのかわからないが、何でもないならそれで良いのだろう。
俺は気にしないことにした。
case1〜お化け屋敷〜
「何が【史上最強のお化け屋敷】だ…もっとマトモな名前は無いのか」
「ひっ…今何か聞こえた…!」
「私こう言うの苦手…」
俺、比企谷、由比ヶ浜、沙紀さん、戸塚は、一組となって施設内を歩いていた。
俺の前を比企谷、由比ヶ浜、戸塚が歩き、俺の横を―――
「…」ギリギリ
…沙紀さんが歩いている。俺の腕を掴んで。
「お化け屋敷なんて怖くないだろ。人間の方が怖い」
「でた、ひねくれー。でも、頼りになるかも!」
「―――むしろ人間が驚かす方が怖い」
「ダメだった!全然頼りにならない!」
何言ってんだか…。
「ほれ、嬢ちゃんも早く帰れよ」
「九十九…何に喋って…っ―――!?」
俺は俺で脚の裾を摘まむ女の子に話しかけていた。
それをみた沙紀さんは…走って出口に向かってしまった。
「えぇぇ…」
取り残された俺は、取り合えず比企谷の方を向き…
「いねぇ…」
誰もいなかった。
「はぁ…取り合えず成仏しな?」
『…』
女の子をあやして、俺も出口に向かうのだった。
case2〜龍安寺『石庭』〜
「おお、雪ノ下」
「あら奇遇ね」
「こっちに来てたんだな」
「ええ。あの石、虎の子渡の庭と言う別名があるそうよ」
虎の子渡…ねぇ。
「あの石、三つの謎があるそうだぞ」
「謎?」
「そ。
一つ、石庭は何をテーマに設計されたのか。
二つ、『五群十五石』と言われる五つの石組と十五の石は何を意味しているのか。
三つ、それらの石を配置するとき、どのような構図に基づいたのか」
「…理解できないわね」
「昔から多くの識者が推理を重ね、「虎の子渡しの庭」「七五三の庭」「心の字の庭」「扇の庭」「星座カシオペヤの庭」「五山の庭」「黄金比の庭」を初めとして、「五十五もの推理」が提唱されてきたそうだが、実際に確信に基づいた推理は制定されてないそうだ。
最近だと「禅の庭」「哲学の庭」「推理の庭」って感じで呼ばれているらしいな」
「そう。博識なのね。
でもそこまで詳しいと少し引くわ」
「因みに『虎の子渡し』について、虎が三子を生むと、一子は彪で他子を食うから、
水を渡る時にはまず彪の一子を渡らせ、次に別の子を渡らせて、また彪を渡し返し、さらに残りの一子を渡し、最後に再び彪を渡したという説話に基づいているそうだぞ。
つまり、あの石はそう言うと説話があるだけで、石が虎に見えると言う訳ではない」
「…そう」
何かさらに引かれているようですが、気のせいですか
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