第41話
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ィーター市長の方は何やら策があるようでね。」
「策、ですか?」
「それはどういう……」
そしてイアンの話を聞いたロイドとエリィが不思議そうな表情をし
「いや、詳しい話は私も聞いていないんだが―――」
イアンが説明しかけたその時、ロイドのエニグマが鳴った。
「―――失礼します。特務支援課、ロイド・バニングスです。」
「―――バニングス。こちらは記者会見が終わった。首脳たちは36Fに引き上げたが、お前達はどこにいる?」
「あ、はい。34Fの休憩室ですが……何かありましたか?」
「実は、オズボーン宰相とロックスミス大統領、リフィア皇女からそれぞれ申し入れがあった。――――休憩時間中、お前達と直接話がしてみたいそうだ。」
「な――――!?」
「……相手が相手だ。さすがに断ることもできん。休憩時間中に、36Fにある各首脳の部屋を訪ねるがいい。左翼の最奥が大統領、右翼の最奥が宰相、同じく右翼の手前が皇女の部屋だ。」
「ま、待ってください!いったい何がどうして……さすがに荷が重すぎますよ!」
「――甘えるな、バニングス。各首脳の思惑をうかがえるまたとない機会だろう?」
「!……わかりました。すぐに各首脳の所に向かいます。」
「いざという時はエリィ嬢に頼れ。VIP相手は慣れているはずだ。話が終わったら報告に来い。」
「了解です……!」
そしてロイドは通信を終えた。
「ロイド、今のは……」
「おいおい、不穏な事を言ってやがらなかったか?」
「ああ……」
ロイドは”鉄血宰相”とロックスミス大統領、リフィア皇女にそれぞれ呼ばれたことを説明した。
「えええっ〜!?」
「リフィア殿下が!?」
「へえ、マジかい?」
話を聞いたノエルは声を上げ、リィンとワジは驚き
「どうやら冗談では無さそうですね……」
ティオは静かな口調で呟いた。
「いやはや……驚いたな。どうやら思っていた以上に特務支援課の名前は知れ渡っているようだ。」
「いや………各首脳のスタッフや首脳自身にそれぞれ知り合いがいるんです。それで興味を持たれたかもしれません。……ただ、リフィア殿下とは昨日の時点で出会っているのに、一体何故俺達を呼んだのかわかりませんが……」
「なるほど……そいつはありそうだな。」
「……だとしても断るわけにはいかないわね。」
「ああ、36Fの左翼の最奥と右翼の最奥と手前の部屋だ。さっそく訪ねてみよう。」
「了解です。」
「イ、イエス、サー!」
その後ロイド達は各首脳に会う為にまずロックスミス大統領がいる部屋を訪ねた………
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