第40話
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面目になるべきですよ……」
「そうか?あの2人のおかげで働きやすい職場になっているからいいじゃねえか。」
疲れた表情で言ったノエルの言葉を聞いたランディは口元に笑みを浮かべて言った。
「おっと、肝心なことを言い忘れていたな……―――支援課の諸君、”オルキスタワー”へようこそ!さあ、付いてきたまえ!」
そしてディーターはロイド達に振り向いて笑顔で言った後ロイド達から去って行き
「はは、相変わらずだな。」
「さすがはマリアベルさんのお父さんなだけはありますね。」
「ま、まあせっかく案内してくださるみたいだし。」
「ああ、お言葉に甘えるか。」
ロイド達はディーターの後を追った。
「エレベーターが3基も……」
「凄いな……」
「へえ、さすが豪勢だねぇ。」
ディーターの後をロイド達共に追ったノエルとリィンは通路にある3基のエレベーターを見て驚き、ワジは静かな笑みを浮かべた。
「まあ、地上40階の高さだからね。専用のエレベーターを入れたら全部で6期が運用されているんだ。」
「それは凄いですね……」
「さて、全部のフロアを案内するわけにもいかないから会議関連のフロアに限定しよう。まずは警備対策室のある34階だ。」
「よろしくお願いします。」
そしてロイド達はディーターと共にエレベーターに乗り、エレベーターは上がりはじめた。
「―――なるほど。ダドリー君からも聞いたが確かに危うい状況だな。」
「はい……猟兵団と犯罪組織の動向にエレボニア政府とカルバード政府の思惑……」
「……そして両国首脳を狙うテロリストの脅威もあります。」
「それと謎のハッカーですね。奪われたタワーの図面はやはりこちらの端末から?」
「ああ、どうやらオルキスタワーのサブ端末をハッキングしたらしい。IBCの一件があって以来、システム部門でもハッキング対策は強化していたつもりだったが……まだまだ不十分だったようだな。」
ティオに尋ねられたディーターは真剣な表情で答えた。
「ふむ、ハッカーなんてまだまだ数は少なそうだけど。」
「やっぱりエプスタイン財団の関係者の可能性が高いのかねぇ?」
「現在、ロバーツ主任がその可能性を探ってくれています。ただ、今回は財団の関係者ではないような気がしますけど……」
「まあ、そちらの調査はおいおいするしかないだろう。猟兵団や犯罪組織、テロリストたちも心配だが……それ以上に気になるのが首脳達の狙いと思惑でね。」
「首脳たちの狙いと思惑……」
「つまり通商会議の参加者ってことッスか?」
ディーターの話を聞いたロイドは真剣な表情になり、ランディは尋ねた。
「君達が会ったクローディア姫とオリ
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