第39話
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」
「はい、こちらこそ改めてよろしくお願いします。」
「はは、何だかテンション、上がってきちまったな。」
「クク……調子が出て何よりだ。ま、その元気がありゃあ通商会議の空気にも呑まれることはねぇだろ。お前達のやり方で警備の役に立ってくるといい。」
「了解です。」
「課長の方はこれから警察本部で待機でしたか?」
セルゲイの言葉にロイドは頷き、エリィは尋ねた。
「ああ、各方面との折衝を押し付けられちまったからな。バックアップには回るがオルキスタワーの警備には直接参加はしないだろう。ただ、何かあったらお前達にも必ず連絡する。」
「……助かります。」
「よろしくお願いします!」
「おお、それじゃあ先に行くぞ。」
そしてセルゲイはロイド達から去って行った。
「それにしてもルファ姉や局長達……一体何をするつもりなんだろう?」
セルゲイが去った後ロイドは真剣な表情で考え込み
「私達がそれぞれ契約している異種族―――メヒーシャ達と共に朝早くにビルを出て行ったけど………一体何をするのか全然想像が付かないわ……」
エリィは考え込んだ後溜息を吐いた。
「……まあ、”銀”をも嵌めたという”あの”ルファディエルさんの事ですからね。多分、黒月や赤い星座をまんまと罠に嵌めて、ラグタス達で袋叩きしようとしているんじゃないですか?」
「ハハ、確かにありえそうだな。……さてと!俺達も行くとするか!」
静かな笑みを浮かべて呟いたティオの言葉に笑いながら頷いたランディは提案した。
その後ロイド達は外に出てさまざまな支援要請を終わらせた後オルキスタワーに向かい、タワー内に入った………………
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