第39話
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してロイド達は明日に備えて身体を休めた。
翌日、8:00――――
〜朝・特務支援課〜
翌日、ティオが端末を操作して支援要請を確認した。
「……やっぱり幾つか新しいのが来ているか。うーん、どれも結構気にはなるけど……」
「時間に余裕があれば立ち寄ってみましょう。午前中だったら自由に動けそうだし。」
「車を使えば郊外にも移動できそうですね。」
「車ですか……ちょっと楽しみですね。何でもZCFが開発した導力車だとか?」
ノエルの言葉を聞いたティオは静かな笑みを浮かべて尋ねた。
「おお、一課の連中も見返せそうな新型だぜ。」
「しかも一台は局長がラッセル博士のお孫さんと交流があって、その縁を使ってラッセル博士と交渉して手に入れたらしい。」
ティオに尋ねられたランディは笑顔で答え、リィンは口元に笑みを浮かべて答えた。
「ラッセル博士のお孫さん…………ああ、ティータさんですか。なるほど……”影の国”でできた縁を存分に活用しているのですね、ヴァイスさんは。フフ、さすがは元・皇帝と言った所ですか……」
リィンの話を聞いたティオは目を丸くして呟いた後、静かな笑みを浮かべて言った。
「え……」
「もしかしてティオちゃんはそのラッセル博士のお孫さんという方を知っているの?」
ティオの言葉を聞いたエリィは呆け、ノエルは驚きの表情で尋ねた。
「はい。ティータさんとも”影の国”で出会い、共に戦った仲間です。……私やレンさんと年齢が近く、今でも文通や導力通信で連絡を取り合って、交流があるんです。」
「ハハ、またもや”影の国”とやらの縁か。」
そしてティオの答えを聞いたランディは苦笑していた。
「ティオ、昨日着いたばかりなのに朝早くから動いて大丈夫か?何だったら午前中はゆっくりしててくれても―――」
一方ロイドはある事を提案しかけたが
「ジロッ………」
「スミマセン、つい。」
ジト目のティオに睨まれ、謝罪した。
「……まったく。」
「はは、何だかティオすけが戻ってきたって感じだな。」
「ふふ……そうね。やっぱり端末前にはティオちゃんがいる方がしっくりくる感じだし。」
ロイドの様子を見て溜息を吐いたティオを見たランディとエリィは口元に笑みを浮かべたり、微笑んでいたりした。
「ふふっ、やっぱり皆さん、息が合ってますよね。とりあえず………これで後はセティちゃん達が帰ってくれば、新生・特務支援課のフルメンバーになりますね。」
「フフ、リーダーとしてなかなか感慨深いんじゃない?」
「ああ……そうだな。―――とにかくティオ。改めてよろしく頼むよ。それと大変な時にわざわざ戻ってきてくれてありがとう。
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