第39話
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それとロイドはギレゼルを。」
口元に笑みを浮かべたルファディエルがティオを見つめて言った後エリィやランディ、ロイドに視線を向けた。
「は、はあ……?別に構いませんが……」
「……わかった。」
「……わかりました。」
「俺はルファディエル姐さんを信じていますので存分に使ってやってください!」
ルファディエルの言葉を聞いたティオは戸惑いながら頷き、ロイドとエリィは静かな表情で頷き、ランディは真剣な表情で言った。
「――――ルファディエル。貴様が考えたとかいう策で本当にあの”赤い星座”と”黒月”をこのクロスベルから叩き出せるのか?」
一方ダドリーは真剣な表情でルファディエルを見つめて尋ね
「ええ。後は彼らが罠にかかるのを待つだけよ。」
尋ねられたルファディエルは微笑みながら頷いた。
「え………一体何がどうなっているんですか……!?」
話を聞いていたティオは驚き
「ハハ……後で説明するよ、ティオ。」
ティオの様子を見たロイドは苦笑しながら言った。
「フウ……………局長。当日、私達に出来る事は何かありませんか?」
そしてダドリーは溜息を吐いた後ヴァイスを見つめて尋ね
「ん?」
「私達がどんな行動をするのか尋ねなくていいのですか?」
尋ねられたヴァイスは目を丸くし、アルは意外そうな表情で尋ねた。
「……尋ねた所で誤魔化される事はわかっていますし、止めた所で貴方達は行動を止めないのは今までの経験でわかりきっていますので。それに”赤い星座”と”黒月”を纏めて叩き出せる事はこちらとしても本望です。」
「フッ……わかってきたじゃないか。――――当日、お前達にしてほしい事は”赤い星座”、”黒月”の拠点をそれぞれ見張る事だ。」
疲れた表情で答えたダドリーの話を聞いたヴァイスは口元に笑みを浮かべた後指示をし
「……?元々連中の動きは常に見張っていますが……」
指示を聞いたダドリーは不思議そうな表情をした。
「その見張りの数を大幅に増やしておけ。……明日、ルファディエルの策を完璧に実行するには迅速な行動が求められる。その行動の内の一つにそれぞれの拠点の強制捜査があるからな。その時に大人数の見張りの刑事達が必要だ。」
「なっ!?」
「ええっ!?」
ヴァイスの話を聞いたロイドとエリィは驚き
「なっ!?正気ですか!?両政府と繋がりのある組織を強制捜査等どう考えても不可能ですよっ!?」
ダドリーは驚きの表情で叫び
「フッ……その政府の繋がりの根本から破壊する”切り札”となる策があるからな。………とにかく明日に備えて全員身体を休めておけ。」
ヴァイスは不敵な笑みを浮かべてダドリーを見つめて言った。そ
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