第38話
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「急げ、爆発するぞ!」
「はいっ!」
それを見たロイド達は走って扉の外をで
「伏せろっ!」
部屋を出たダドリーの警告を聞いたロイド達全員はその場で伏せると、部屋中が爆発した!
「はあはあ……」
「ったく、危機一髪だな……」
「し、死ぬかと思いました……」
「ああ……本当に危なかった……」
爆発が収まるとロイドとランディ、ノエルとリィンは安堵の溜息を吐き
「クッ……一体何者だ………!?」
ダドリーは唇を噛みしめた。すると
「―――よかった。ご無事みたいですね。」
なんとティオがロイド達に近づいてきた!
「ティオ!」
「や、やっぱりティオちゃんだったの!」
「おいおい!一体どうなってんだ!?」
「なっ……!つ、翼……!?……(っと、そうか……確かリウイ陛下からもらった支援課のメンバーの資料にあったな……………彼女が”教団”の”儀式”によって翼を……)」
ティオを見たロイド、エリィ、ランディは嬉しそうな表情で声を上げ、リィンはティオの背中にある漆黒の翼を見て驚いた後すぐに察した。
「――実は今日の午後、クロスベル行きの国際定期船に乗ったんです。色々、大変そうだったので何とか帰国を早めてもらいました。」
「そうだったのか……」
「ハハ……まさにドンピシャじゃねえか。」
「じゃあ、課長さんから話を聞いてここに来たんだ?」
「ええ、エニグマで連絡したらこちらに向かったと聞いたので。それで空港から直接来ました。」
「ふふ……本当に助かっちゃったわ。」
「ありがとう、ティオちゃん!」
「ハハ……まさか初対面時に助けられるなんてな。……ありがとう。」
「いえ、間に合ってよかったです。……それとリィンさん、これからは同じ支援課の仲間としてよろしくお願いします。…………それにしても厄介な相手だったみたいですね。何とか割り込みをかけて撃退することができましたが……」
「割り込みって―――ああ、それか。」
ティオの話を聞いたロイドは出入口の近くに置かれてある端末に気付いた。
「ええ、ロイドさんたちが閉じ込められたとわかったので予備回線から介入しました。どうやら相当な腕前のハッカーだったようですね。」
「ああ、そうみたいだな。」
「フン、どうやらとっくに離脱されてしまったようだが……そういえば、プラトー。一人でジオフロントをここまで追ってきたのか?」
「あ、いえ。……ラグタスと共に追うつもりだったのですが、”あの人”とたまたま居合わせたのでここまで同行してもらいました。」
そしてダドリーの質問にティオが答え
「へ……」
ティオの答えを聞いたロイドが呆けたその時!
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