第37話
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「……君がプロテクトをかけた端末をハッキングした者がいる。つまりそういうことだね?」
「ああ、そういうことさ!かなりのハッカーなのは間違いない!とにかくとっ捕まえて2度と触らせないで欲しいんだ!」
「ったく、自分の事は棚に上げて勝手な事を言ってやがるな。」
ワジに尋ねられ、答えた後自分達に依頼するヨナの話にランディは呆れ
「でも、かなりのハッカーって……ちょっと心配ね。」
エリィは不安そうな表情をし
「ああ、レンは今日の昼前にクロスベルに到着したから違うだろうし、ロバーツ主任とも思えない。とりあえず見て来るからまた後で連絡してきてくれ。」
エリィの言葉に頷いたロイドはヨナに言い
「ああ、頼んだぜ!」
ロイドの言葉を聞いたヨナは通信を止めた。
「なんだ、行くのか?」
ロイド達の会話を聞いていたセルゲイは尋ねた。
「ええ、念のため。何だったら俺一人で見に行って来てもいいですし。」
「おいおい……無茶言うなよ。」
「そうね……いるのがハッカーだけとは限らないでしょうし。」
「ご一緒します!」
ロイドの言葉にランディ達がそれぞれ答えたその時
「――待て。私も同行しておこう。」
ダドリーが意外な提案をした。
「え……」
「へえ、どんな風の吹き回しだい?」
提案を聞いたロイドは驚き、ワジは興味深そうな表情で尋ねた。
「フン、通商会議を前にしてイレギュラーな要素は少しでも把握しておきたいというだけだ。時間が惜しい、とっとと行くぞ。」
「わ、わかりました。」
ダドリーの指示を聞いたロイドは戸惑いながら頷いた。
「フフ、それじゃあ軽く、食後の運動と行きますか。」
「課長、キーアちゃん、それでは行ってきます。」
「おお、せいぜい気を付けろ。」
「いってらっしゃーい。」
その後ロイド達はダドリーと共にジオフロントB区画に潜り、かつてヨナがいた端末室に向かった……………
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