第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#21
戦慄の暗殺者Z 〜Emerald Explosion〜
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精密動作性−A 成長性−A(廻転結晶により無限に増大)
ヴァッッッッッギャアアアアアアアァァァァァァァ
ァァ―――――――――ッッッッッッッ!!!!!!!
超高速廻転運動により、爆発的な威力と成って一斉総射された
莫大な数量のエメラルド光弾。
空間に満ち溢れる幽波紋光の洪水。
その中心部、荒れ狂う翡翠結晶弾の爆心源。
壮麗なる紅世の王 “狩人” フリアグネが評する処の “流麗なる法皇の翡翠”
花京院 典明が操る 『法 皇 の 緑』
その絶殺流法。
次々と、それこそ無限を想わせる破壊力と廻転力とで
武装燐子の大軍に音速で撃ち出されるエメラルドの結晶爆裂散廻弾。
精神の力によって次々と生み出される結晶の大きさはほぼ均等に揃っているが、
表面の研磨が微細に違っているので爆裂廻転射出の際
弾道に微妙な変化が起こり、ソレが結果として周囲の敵全てに微塵の隙なく
弾丸の嵐が降り注ぐ戦形と成る。
『GAAAAAAGYYYYYYYYYYYYYY――――――――ッッッッッ!!!!!』
その領域で響き渡る、総数100体を超える燐子達の
阿鼻叫喚の地獄絵図。
そのたった一つが当たっただけで、
体積比十倍以上の右半身が何の苦もなく削ぎ飛ばされる。
そのたった一部が掠っただけで、
頑丈なスチールの腕が内部の骨格ごと千切れ飛ぶ。
血の代わりに噴き散る白い炎の飛沫と流法の放つ輝きで充たされたその “結界” は、
壮麗なる外環とは裏腹に内環は聖光の冥府。
そして、いつまでもいつまでも止むことなく、
『複 式 廻 転 機 関 砲』 のように間断なく射出される
凄まじい数の廻転翡翠魔煉弾。
その直線軌道と、更に頭上で張り巡らされた鉄骨と両サイドに設置された
スチール製の格子に弾き返って 『跳弾』 と化した結晶に、
加えて後続射出されたソレにも弾かれて跳弾が跳弾を呼び、
反射弾幕の乱流に巻き込まれた燐子の大軍は
その身体の本当にありとあらゆる部分をありとあらゆる角度から蜂の巣にされ、
次々に爆散、撃砕、散滅する。
そんな煌めくエメラルドの暴風圏内でも、夥しい翡翠の結晶弾は
流法行使者である花京院とハイエロファント・グリーンにだけは
掠りもせず全てその脇を除けて通る。
遙かな太古、幾千の矢の豪雨にその身を晒しても、
傷一つすら負わなかったという軍神アレキサンダーのように。
そこまで、“弾き返る結晶跳弾の角度まで計算して” 花京院は流法を放ったのだ。
防御と攻撃力上昇を兼ねての流法から最大流法へと、
瞬時に移
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