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艦隊これくしょん【幻の特務艦】
第十六話 三人目の妹との邂逅
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艦隊を引き付け航空隊がこれを撃滅する。敵が増援を出してくれば応戦しつつ退却し、指定ポイントに誘い出して、増援航空隊と挟撃することとなる。敵が出てこなければ、さらに接近し敵を引き付けることとなる。

 そして、主力艦隊は大きく迂回し南西から沖ノ島に接近。周囲の敵艦隊を一切相手にせず、全力をもって沖ノ島泊地に突入し、泊地中枢艦隊及びその司令棲艦を撃滅する。

 各方面の作戦を十分な航空兵力に基づく制空権確保の下完遂するために、護衛として各基地から発進する航空隊は全部で500機を越えることとなっていた。むろん艦隊に配属された正規空母からも艦載機は発艦するから、600機を越える一大航空隊が稼働することとなる。

留守部隊は大鳳が統括し、補佐に大淀と鳥海が付くこととなる。

これだけの大部隊が出撃する大作戦は艦娘たちが出現して以来初めてであった。

会議が終了したのは正午12時である。作戦発動日は明朝6時とし、参加艦娘には18時間の休暇が与えられることとなった。それは、心身の休息時間であると同時にそれぞれの思いの整理の時間でもあった。

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