第四章:停止教室のヴァンパイアとバーニング
Ω[:正体と猛き炎/反旗する白き龍皇
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からな
「旧魔王派を代表して言わして貰いましょう。……
ふざけるな、私達はお前達偽りの魔王を認めない」
するとカテレア・レヴィアタンの周囲に幾つもの魔法陣が展開された。
「私たちは悟りました。旧魔王も神もいないこの世界。そんなもの必要ない―――
それならば創り変えよう。……そのために組織への加入を決めたのです」
「カテレアちゃん! 止めて!」
するとセラフォルー様は悲痛な叫びをあげた。
同じレヴィアタンの名を名乗る方だ。恐らく複雑な思いがあるんだろ。
しかしセラフォルー様、こいつらはそんな言葉に耳も傾けてくれないだろう。
「よくぬけぬけとそんな台詞を吐けますね、セラフォルー! ですが私は貴方を殺し、
再び魔王を名乗ります。そして全てを消し去り、新たな世界を創る。
……そのために私は力を得ました」
「それは興味深いな。力を得た……。そりゃあお前らのトップから貰ったもんか?」
「堕天使の総督、アザゼルどうしたのですか私と戦う気が起きましたか?」
するとアザゼルは一歩前に出て少し侮蔑しているような表情でカテレア・レヴィアタンを見ていた。
「ええ、そうです。……だから何と? 私たちは世界を滅ぼし、
そしてそこに新たな魔王として君臨し、神を我々の指導者とします」
「……あはははははははは!! そりゃあすげぇな!!」
アザゼルは突然、高笑いをあげながら嘲笑うかのような態度をとった。
何を考えているんだ、奴は?
「……何が可笑しい、アザゼル」
「いやいや、夢があって良いと思うぜ? だけどよ―――
夢と言うよりそれは無駄にスケールのでけぇ無謀な野望だ。
夢っていうのは赤龍帝やそこにいる翔一が俺達に示したことを言うんだぜ?」
まったくイッセーを入れるならまだしも俺まで入っているとは
イッセーの夢は皆と一緒に笑って平和に過ごすこと。
……だからこそ彼は力を欲する。
皆を守ることを第一の前提として戦う。言ってることは俺と違うが
考えは大体一緒だな
だが悪魔たちとは、絶対に違う。
「言ってしまえばお前らのは人さま迷惑ってわけだ。
ただ自分たちの利益のためだけにしか動けない馬鹿共。
だけどそう言う奴が力を持つから世界は不公平だよな」
「……我々を侮辱するとは許しませんよ、アザゼルッ!」
「お前の台詞の端々から俺は感じるぜ? ―――一
話目で主人公に倒させる、無駄に強い悪役の成れの果てを。
まあここには主人公は一人しかいないから仕方ないが」
―――ッ!
アザゼルは掌に光の槍を出現させて、そして常闇の黒い翼……
ここまで来れば寧ろ美しいとまで思ってしまう黒い翼を展開させた。
あれが堕天使の総督の翼コビカエルとは段違いだな
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