暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic7-Aホテル・アグスタ〜Troubles〜
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†††Sideアイリ†††
海鳴市への出張任務を終えて数日後。アイリたち機動六課にまた新しい任務が入った。ミッドチルダの首都・クラナガン、その南東にあるホテル・アグスタで警備任務。
「八神部隊長。いつでも出発できますぜ!」
「ん、了解やヴァイス君。それじゃあ、みんな。ヘリに搭乗や」
ヘリポートに居るアイリ達は、六課専属ヘリパイロットのヴァイスが操縦するヘリに乗り込み始める。ここから現場までは空の旅になるね。はやて、なのは、フェイトの隊長陣。キャロ、エリオ、スバル、ティアナのフォワード陣。はやてとフェイトそれぞれの補佐を務めるリインとアリシア。そしてアイリとシャマルの医療班が乗り込むんだけど・・・
「っと、その前に♪」
ヘリポートまでお見送りに来てるマイスターの方を見る。マイスターは隊舎に常駐する特務調査官だってこともあって、隊舎から離れられないからいっつも留守番になる。この前の出張任務でもひとり隊舎に残ったしね。一緒に海鳴市に帰りたかったな〜。
『マイスター、行ってきます!』
『ああ、いってらっしゃい。気を付けてな』
マイスターに手を振ると、マイスターも小さく手を振ってくれた。そしてアイリもヘリに乗って、「出発します!」ヴァイスがヘリを離陸させた。アイリとキャロは窓から外を覗き込んで、今もアイリ達を見送ってくれてるマイスターに手を振る。マイスターは右目だけでも視力は良いから、ちゃんと気付いて手を振り返してくれた。
「ルシルさん、手を振り返してくれました♪」
「やったねキャロ♪」
「うんっ!」
キャロと喜び合う。それだけでやる気は限界突破だよね。そして現場に着くまでの間、はやて達から今日の任務について、フォワード達へのおさらいが始まった。ホテル・アグスタで開催される骨董美術品オークションの会場警備と人員警護が任務。そのオークションに、取引が出来ると管理局から許可が下りてるロストロギアがいくつも出展されるって話。そのロストロギアを“レリック”と誤認したガジェットが現れる可能性が高いというね。ホントに馬鹿だよねガジェットって。
「――で、この手の大型オークションとなってくると密輸物の取引の隠れ蓑にもなったりするから、その点も含めて油断大敵だよ」
「昨夜からシグナム副隊長とヴィータ副隊長、それに他の隊員数人とザフィーラが現場入りしてる。私となのは隊長、フェイト隊長は屋内での警備。フォワードは副隊長の指揮の下で屋外での警備や」
「警備はずっと気を張っていけないから大変だけど、みんな、しっかりね」
「「「「はいっ!」」」」
なのはにそう言われて元気よく頷き返すフォワード4人。それからホテル・アグスタに到着するまでの間、現場の見取り図やそれぞれの外での配置図や警備ル
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