暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic7-Aホテル・アグスタ〜Troubles〜
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友たちはどうなわけ。AAAやらSやらと一緒に過ごしてきたわたしは、それでも頑張ってきたよ。
「スバルは・・・危なっかしいですけど、潜在能力の塊で・・・。それに優しい家族のバックアップもあります・・・。そうなるとやっぱり、あたし自身の凡人度と言うか、そういうのが浮き彫りになってしまって・・・」
エリオ達もそれなりに濃いからな〜。だけどそれを言ったら「ティアナだって、誇れるものあるでしょ」だよ。小首を傾げるティアナに「幻術だよ、幻術」あたしは呆れながら指摘する。
「今のレベルじゃ誇れるものじゃないですよ・・・」
「だったらエリオもキャロも、スバルだってまだまだだよ。というかね、ティアナ。あなたは焦り過ぎてる。なのはの個別スキルの教導も始まったばっか。これから伸びていくんだよ。そもそもスバル達のことがすごいって思うのは、ティアナがちゃんと指揮してるから!」
「あの・・・」
「いい? ティアナ。あなた達4人はこれからなんだよ。スタート時点で自分と他人を比べるのは感心しないよ。これから伸びていく。今は焦ることなく、なのはの教導官としてのスキルを信じて、スキルアップしていってほしいかな。身内贔屓になっちゃうけど、なのはは本当にすごいから」
少しでもティアナが抱いてる劣等感のようなものを取り払いたい。ティアナはわたしより重症だもん。わたしの願いの言葉に、「それでもお兄ちゃんは、死んだんです・・・」ティアナが何かボソッと呟いたのが聞こえた。
「え、ごめん。聴こえなかった」
「いいえ。ただの独り言ですから。アリシアさん。それでもあたしは、早く強くなりたいんです。・・・では」
わたしにお辞儀をして、ティアナは足早に自分が担当するルートの警備に戻っちゃった。わたしは頭をわしわし掻きながら、「また話そうっと♪」ティアナに解ってもらえるまで話そうっと決めて、自分のルート警備に戻った。
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