暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic7-Aホテル・アグスタ〜Troubles〜
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のお葬式の時にあたしが言った暴言と、土下座して謝るルシルさんの姿が頭の中に浮かんで、どうしても逃げ出しちゃうんです。あたしが弱いから、ルシルさんをまだ苦しませる。だけどもう・・・逃げてばかりもいられない、ですよね。ルシルさんの家庭の話を聴いたら。アリシアさん、教えて頂いてありがとうでした!』
『はい、どうも♪』
スバルはスバルで悩んで、ようやくルシルと話すことを決心したみたい。ルシルは優しいから、スバルを傷つけるようなことは言わないと思うし、たぶんこれで解決だ。あたしも巡回を続けてると、「あ、ティアナ」を発見。けど、何か深く考え事してるみたいでぼけーっと佇んでる。
「ティアナ」
「っ! あ、アリシアさん・・・」
「何か考え事? お姉さん、相談に乗っちゃうよ?」
「いえ、相談するほどでもないので・・・」
そう言ってティアナは小さくお辞儀して、わたしに背中を向けた。わたしの勘が言ってる。今、ティアナを放っておくと何か仕出かすって。だからわたしは「ティアナってさ。自分が凡人とか思っちゃうタイプでしょ」鎌をかけてみる。
「っ!?」
目を見開いてわたしの方に振り返ったティアナは「どうしてそれを・・・!?」そう訊いてきた。鎌かけ成功だ。
「解るよ。だってわたしとティアナ、似てるもん。周りがすごいとどうしても自分に自信が持てなくて、卑下することもあるよね・・・」
「あ、あー・・・、アリシアさんの周りって・・・」
「そ。フェイト達チーム海鳴のみんな。10年と一緒だから、その成長を見せつけられてきたわけ。喜ばしい半面悔しかったよ。どんどん置いてけぼりを食らっちゃって・・・」
わたしの体は年相応に成長してくれたけど、魔力の才能だけは成長してくれなかった。事故で仮死状態になる前にすでに魔導師としては完成しないって解ってたとは言え、息を吹き返せた奇跡もあるってことで期待しちゃってた自分も居たわけで。
「ねえ、ティアナ。ティアナは他の子のこと、どう見てる?」
「・・・スバル達のこともそうですけど・・・。この機動六課って言う部隊そのものにちょっと疑問があるんです」
そう言ってティアナは、六課が保有してる戦力が尋常じゃないってことを指摘した。確かに一般の機動隊でもこれほどの戦力が保有しないよね。するとすれば特務隊くらい。で、その後はにやっぱりティアナの悪い癖みたいな発言が飛び出して来た。ロングアーチのみんなが将来性のあるエリートだって言うし・・・
「僅か10歳でBランクのエリオ、竜召喚なんて激レアで強力なスキルを持ってるキャロも、フェイトさんやアリシアさんの秘蔵っ子ですし」
「いやいや、別に秘蔵っ子ってわけでもないよ」
それに10歳でBランクってことに驚いてたら、うちの妹や親
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