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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic7-Aホテル・アグスタ〜Troubles〜
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んですよ!」
キャロが満面の笑顔でティアナにそう言った。キャロってば本当にルシル、それにアイリが好きなんだよね。保護責任者側としてはちょっと妬けちゃうくらい。
「まぁ、あのルシルさんにまで褒められたとなると、それはかなり嬉しいけど・・・」
ルシルって実質チーム海鳴で最強だし、魔導師ランクも空戦SSランク。そんなルシルに褒めてもらえれば、きっと誰だって嬉しいと思う。もうわたしじゃルシルにギャフンと言わせられない。ホント手の届かないところにまで行っちゃったよ。でもま、それでティアナの自分を卑下にする考えも少しは改まったのか、「その評価が暴落しないようにしっかりしないとね」そう自分を納得させた。
「あの、少し話は変わりますけど。ルシルさんが元々、八神部隊長やシグナム副隊長たちと家族だったという話を聞いたんですけど、それって本当なんですか・・・?」
「うん、そうだよ。・・・はやてとシグナムたち騎士の関係って判る?」
エリオからの質問に、わたしはエリオだけじゃなくてスバル達にも向けてそう訊き返した。そうしたらティアナは「スバル。あたし達の中だとアンタが一番詳しいでしょ」スバルに一任した。
「ええ!? えっと、ギン姉やお父さんからちょこっと聞いただけだなんだけど・・・。副隊長たち、シャマル先生とザフィーラ、それとリイン曹長は、八神部隊長が個人で保有する特別戦力で、家族だってこと。でも出自とか能力の詳細は特秘事項になってるから、詳しいことは知らない・・・。大体そんなところ、です」
“闇の書”関係の話は未だに局内でも秘匿扱いだから、スバル達が知らないのも当たり前な話。ティアナは「やっぱレアスキル持ちはそうよね」って呟いたのが聞こえた。ティアナってなんかこう・・・自分自身に対して自信が無いというか、かなり危ういんだよね。いつかプライベートで話してみようかな。
「うん。でも、そこにあと2人入るんだよね」
「ルシルさんと・・・アイリ?」
「キャロ、正解。結構前になるんだけど、ルシルとアイリも八神家の一員だったんだよ。ルシルははやてと同じ家で過ごして、わたし達と同じ小学・・・プライマリースクールに通ってた。それに本局捜査部・特別技能捜査課じゃ、はやてをリーダーとして捜査も一緒にしていたんだ。はやてとの付き合いの長さで言えば、ルシルが一番だね。そして、はやてを大事にする想いもまた一番強いかも知んない」
「あ、聴きたいかもです、その話」
「あたしも気になります」
キャロとティアナが食いついてきたけど、「あとは念話で話そうか」そろそろ持ち場に着かないと怒られちゃう。というわけで、話は念話に切り替えて続けることに。
『まず、はやてとルシルは天涯孤独の身だったんだ。はやてはご両親を事故で亡くしてて、ルシ
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