episode10
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そして、地属性モンスターをリリースしたことでワンドロー。 さて、バトルだ! グランマーグで〈レッド・ワイバーン〉を攻撃!」
「〈レッド・ワイバーン〉のエフェクト発動! 攻撃力の最も高いモンスター一体を破壊する! グランマーグを破壊!」
「だが、俺らのフィールドにはまだ〈爆炎帝〉が残っている! 〈爆炎帝〉で〈レッド・ワイバーン〉を攻撃する。 フレイム・インパクトぉお!」
「くっ……」
[レンカ・楓]LP3300→2900
レッド・ワイバーンの放つ熱線が直撃し、グランマーグを火だるまにするのも炎の中から赤い装甲を纏った腕が伸び、レッド・ワイバーンを鷲掴み、握り潰されてしまう。
「メイン2で魔法カード〈地割れ〉発動! レッドアイズも破壊させてもらう!」
「っ! なんてことをっ!?」
残っていた私のレッドアイズもテスタロスの手によって、グランマーグの作った裂け目に叩き落とされ、圧殺されてしまう。 悲痛な叫びをあげるなか岩丸はカードを伏せ、ターンを終えてしまう。
「レッドアイズとて俺らの帝には敵うまい。 カードを一枚伏せてエンドだ」
[炎丸・岩丸]
LP2100
手札二枚
魔法・罠伏せ一枚
〈帝王の開岩〉
〈連撃の帝王〉
場
〈爆炎帝テスタロス〉
岩丸の攻撃を凌ぎきり、ようやく一巡目最後のプレイヤーである楓さんにターンが回る。 なかなか自分の番が回って来ないことに不満だったのか、岩丸がエンド宣言をするなり、にっこりと表情を輝かせるとデッキから勢いよくカードをドローした……
「ラストターンッ!!」
「なにっ?!」
「えっ、ちょっと!」
ーーー ラストターン宣言を伴って
「まずは〈天使の施し〉を発動しますね。 三枚ドローして手札を二枚捨て、墓地に送られた〈ダンディライオ」の効果で二体のレベル1の〈わたげ〉を生成する。そして、フィールド魔法〈ブラック・ガーデン〉発動!」
楓さんの代名詞とも言える〈黒庭〉。またの名を処刑場とも言うフィールド魔法が発動され、コンテナや倉庫に囲まれた風景が一転し、周囲を黒い蔦に覆われる。
「そして、〈わたげ〉のうち一体をリリースすることで永続魔法〈超栄養太陽〉を発動! 〈ローンファイア・ブロッサム〉を特殊召喚です」
レベル2以下の植物族をコストにすることでリリースしたモンスターのレベル+3までのレベルを持つ植物族を出せる万能魔法。 日光を遮り、薄暗い黒庭の中で真っ赤に燃える太陽の恩恵を受けたわたげがすくすくと成長し、真っ赤な花をつけた〈ローンファイア・ブロッサム〉が凛として咲き誇る。
「〈ブラック・ガーデン〉の効果により、〈ロンファ〉の攻撃力は半減し、あなた達の場に〈ローズ・トークン〉を特殊召喚します」
〈ローンファイア・ブ
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