機動戦艦ナデシコ
1400話
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で、そうなると俺が使えるMSは精霊の卵が導入した際に何度か試してみたザク……正式にはザクウォーリアしかなかった訳だ。
それでもニューミレニアムシリーズという事で、操作感覚はそれ程変わらないというグフ……正式にはグフイグナイテッドがあったので、そちらを使う事にした。
原作だと色々と不遇のMSだったしな。
ハイネなんかキラのせいで後ろからステラに真っ二つにされるという結末になってしまったし。
それでも個人的には結構好きなMSだったので、今回のシミュレーションもお遊びに近いし使ってみたんだが……
うん、ザクウォーリアと比べてもかなりいい機体だった。
確かコンペでザク、グフ、ドムの3つが争って、最終的にはザクが量産機として普及し、グフがエース機という扱いになったんだったか。
ドム……ドムトルーパーは、ラクスを支援していた……いや、ラクスの率いている組織だったか? ともかくターミナルとかいう組織がデータを抜き出して量産したが、この世界だと普通にザフトの正式MSとして採用されている。
ただ、設計の方で微妙に問題があったらしく、未だに試作機が主であって正式量産機とはいえない状況らしいけど。
個人的にはドムも結構好きだったんだよな。ホバー移動とかロマンだし。
「ね、アクセルさん。今度は一緒にチームを組んで戦ってみませんか? 相手は連合軍で。最近思ったよりも成績が伸びなくて……」
ルナマリアの言葉に、改めて時計へと視線を向ける。
まだ1時間あるが、出来ればシミュレーションだけじゃなくてザフトの街中をもう少し見て回りたい。どうせならお土産として何か買っていきたい気もするしな。
「今回は遠慮しておく。もう少し街中を見て回りたいからな。ただ、アドバイスをするなら……攻撃する時にマニュアル通りの行動が目に付く。もう少し相手の意表を突くかのような、奇をてらった動きというのもやってみた方がいい」
この辺は実戦経験の少なさが影響してるんだろ。
前の戦争が終わってから、小競り合いの類はあってもそこまで大きな戦いはこの世界では起きていない。……正確にはロゴスのメンバーに量産型Wがくっついており、プラントにも量産型Wがいて、オーブからも人が派遣されているので大きな戦いを起こす事は出来ないというのが正しい。
宇宙海賊の類は少なからず存在しているので、そういう相手との小競り合い程度は起きるのだが……それだって、結局小競り合いである以上、すぐに戦いは終わってしまう。
つまり、ルナマリアはその操縦技術の高さとは裏腹に、実戦経験が驚く程少ないのだ。
この辺、ルナマリアと同年代のシャドウミラー実働班……アウル、スティング、レイと比べると大きく劣っているところだろう。
いや、あの3人はその辺のベテランパイロットよりも
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