第36話
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たしな。」
「…………………」
ロイドの疑問に答えたレーヴェの話を聞いたワジは真剣な表情で黙り込み
「………つまり、”結社”がクロスベルでリベールの”異変”のような事を起こそうとしていると?」
ロイドは真剣な表情で尋ねた。
「その可能性は高いだろう。計画を実行する『蛇の使徒』とその計画を見届ける『見届け役』のカンパネルラがクロスベルに現れた時点で既に”結社”の新たな計画は始動している可能性が高い。」
「何てこと……………」
「ったく、ここに来てさらに新たな勢力とか勘弁しろって………」
そしてレーヴェの話を聞いたエリィは表情を青褪めさせ、ランディは疲れた表情で溜息を吐き
「……………という事はまさか”至宝”がクロスベルに存在するのですか?エステル達の話だと、”結社”は”至宝”を手に入れようとしていたという話らしいですし……」
ロイドは考え込んだ後尋ねた。
「あ………!」
「確かにその可能性も考えられるな……」
ロイドの疑問を聞いたエリィは声を上げ、ランディは重々しく頷き
「「「………………………」」」
リフィア、エリゼ、レンはそれぞれ黙ってロイド達から視線を外し
(エリゼ………?)
エリゼの様子を見たリィンは不思議そうな表情をし
「「「………………………………」」」
3人の様子を見たヴァイス、アル、エルファティシアは真剣な表情で黙って見続け
(……どうやらあの様子だとまだ”何か”知っているわね……そしてそれを私達に言えない訳がある………正直言えばもっと情報が欲しい所だけど、通商会議の件で協力してもらうからこれ以上問い詰める事は無理ね。)
同じようにリフィア達の様子を見ていたルファディエルは真剣な表情で考え込んでいた。
「―――お前の言う通り、その可能性は高いだろう。それにクロスベルに潜伏しているのがその2人だけとは限らない事も覚えておくといい。以前のリベールの”異変”の時も俺を含めた数人の”執行者”と”蛇の使徒”が計画を実行したからな。」
そしてレーヴェは静かな様子を纏ってロイドを見つめて言い
「……貴重な情報、ありがとうございます。クローディア姫達も本当にありがとうございました。」
見つめられたロイドは静かに頷き、クローディア姫達に視線を向けて感謝の言葉を言った。
「ハッハッハッ、お互い様さ。しかしそういう事ならお礼に夜のクロスベルの各所でも案内してもらおうかな?ヴァイスは勿論の事、ワジ君やランディ君なんかは色々と詳しそうだしねぇ。」
ロイドの感謝の言葉を聞いたオリビエは笑った後提案し
「おっ、行っちまいますか?」
「フフ、それなら取っておきのスポットに案内できると思うけ
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