第36話
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らな。そやつらがクロスベルに現れた時点で、リベールの”異変”のような事を起こすかもしれんから、一応忠告までにな。」
「なっ!?リ、リベールの”異変”のようなことを起こすって……!」
「まさかエステルちゃん達の話にあってた”結社”とか言う連中ッスか?」
リフィアの話を聞いたノエルは驚いた後厳しい表情をし、ランディは真剣な表情で尋ねた。
「ああ。――――レーヴェ、説明してやれ。お前の方が奴等に関して詳しいだろう。」
「は。――――まず、白衣を着た男だが……”身喰らう蛇”の”蛇の使徒”の一柱――――F・ノバルティスだ。通称”博士”と呼ばれている。」
「”蛇の使徒”……………」
「確かレーヴェさんは”執行者”という”結社”の幹部のような役割だったとお聞きしましたが、”使徒”とはその上の地位なのですか?」
リフィアに促され、説明したレーヴェの話を聞いたエリィは真剣な表情で呟き、ロイドは真剣な表情で尋ねた。
「ああ。”盟主”に仕える七柱………それが”蛇の使徒”だ。」
「へえ……という事は最高幹部って訳か。」
ロイドの疑問に答えたレーヴェの話を聞いたワジは真剣な表情で呟き
「加えて博士は”十三工房”――――”結社”のありとあらゆる技術の顧問でもある。」
「つまり見た目通り研究者という事ですか……」
「……………もう一人の少年のような風貌の人も”結社”の”執行者”か”蛇の使徒”なんですか?」
レーヴェの説明を聞いたノエルは考え込み、ロイドは考え込んだ後少年の写真を見て尋ねた。
「―――執行者No.0”道化師”カンパネルラ。奴は”執行者”の一人だが……そいつは他の”執行者”と比べると少々特殊でな。俺が奴と出会った約10年前の時点で奴はその姿だった。」
「ハアッ!?」
「「ええっ!?」」
「ど、どう見ても俺達と同じくらいの歳にしか見えませんが………」
「うふふ。どうやったら”人間”の身で10年も変わらない風貌でいられるのかしら?」
「フム、そうだな……異種族や”神格者”でもない限り、そんな事、不可能だしな………」
目を細めて言ったレーヴェの話を聞いたランディやノエル、エリィは声を上げ、リィンは信じられない表情で呟き、レンは小悪魔な笑みを浮かべ、リフィアは真剣な表情で呟き
「その”特殊”な部分とは一体何なんですか?」
ロイドは真剣な表情で尋ねた。
「―――奴が『見届け役』である事だ。」
「『見届け役』?」
「……結社の”盟主”の代理として、”結社”の計画を見届け、”盟主”にその経緯を伝える役割だ。―――1年前のリベールの”異変”の時も、”蛇の使徒”の一人―――”白面”ゲオルグ・ワイスマンによる『福音計画』を見届け
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