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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第36話
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ったけど、一応信じておくよ………銀の件だって俺達の為に動いてくれたみたいだし……それにヨアヒムの件でマフィア達に占拠された病院で銀と一時的に手を組むことを提案した俺もルファ姉の事は言えないしな……」

微笑みながら答えたルファディエルの言葉を聞いて疲れた表情で答えた後、苦笑した。

「つーかよく銀が大人しくいう事を聞いたッスね?」

「銀に襲い掛かられなかったのですか?」

そしてランディとノエルは意外そうな表情で尋ね

「フフ、その事を私が予想していないとでも思ったの?交渉しようとした所で、襲って来る事はわかっていたからね。あらかじめメヒーシャや将軍達にも待ち伏せしてもらって、彼が襲い掛かって来た瞬間エルンストが彼の背後をとり、さらにメヒーシャ達と共に包囲して武器を突き付けて、どちらの立場が”上”であるか思い知らせてあげたのよ。」

「メ、メヒーシャ達まで関わっていたんですか!?」

「武器を突き付けたって………下手すれば、恐喝の一歩手前じゃないか………」

ルファディエルの答えを聞いたエリィは驚き、ロイドは溜息を吐いたが

「あら。先に仕掛けてきたのは”銀”の方だから、”正当防衛”よ?」

「いやいやいや!一人に対して複数が武器を突き付けた時点で過剰防衛だって!」

微笑みながら言ったルファディエルに突っ込んだ。

「ハ、ハハ………何というか……段々と銀が哀れに見えてきたな………」

「え、ええ………完全にルファディエルさんに嵌められた挙句、利用されまくっていますし…………」

リィンは表情を引き攣らせながら呟き、ノエルは苦笑しながら頷き

「クク………ティオすけ達が戻ってきたら”銀”が俺達に逆らえない事を教えてやろうぜ。」

「フフ、さぞ驚くだろうねぇ。」

ランディは嬉しそうな表情で呟き、ワジは静かな笑みを浮かべて言った。

「ア、アハハ……―――リフィア殿下、そろそろ殿下達がロイドさん達に教える情報を教えて差し上げたらどうですか?」

その様子を苦笑しながら見ていたクローディア姫は気を取り直した後リフィアを促し

「うむ、そうだな。――――ユリア准佐よ、余達が持ってきたデータをロイド達にも見せてやってくれ。」

「は。」

促されたリフィアはユリアに指示をし、ユリアは再びモニターの画面を操作した。すると今度は少年と白衣を着た男の姿が映った。

「へ………」

「この人達は人形工房にいた……!」

「……この人達も先程までの話に関係あるのですか?」

2人の写真を見たロイドは呆け、エリィは驚き、ノエルは真剣な表情で尋ねた。

「正確に言えばそやつらはテロリストや宰相達とはあまり関係ないかもしれん。――――が、そやつらの所属している組織が組織だか
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