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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第35話
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〜アルセイユ・会議室〜



「なっ………!?」

「し、信じられないやり方ですね……正気を疑うようなやり方だ……」

2人の推測を聞き終えたクローディア姫は目を見開き、ユリアは信じられない表情で呟き

「―――だが、あの宰相ならやりかねんやり方だ。……ま、それはロックスミス大統領にも言えた事だが。」

「確かにそうだな………恐らく2人の推測が当たっているだろう。」

オリビエは冷笑し、オリビエの言葉にミュラーは重々しく頷き

「…………”ハーメル”の件を考えれば、実行してもおかしくはあるまい。―――例え”教授”の介入がなくてもな。そしてそれはどの国にも言える事。」

レーヴェは目を細めて呟き

「「………………………」」

レーヴェの言葉を聞いたクローディア姫とオリビエはそれぞれ複雑そうな表情で黙り込み

(”ハーメル”に”教授”?)

(一体何の事かしら……?)

(……………………)

レーヴェの言葉を聞いたロイドは不思議そうな表情をし、エリィは考え込み、ワジは真剣な表情で黙ってレーヴェを見つめ

「うふふ………けど、肝心の悪巧みもとっくに暴かれているとは両国も思っていないでしょうね♪」

「うむ!―――ヴァイスよ。そこまでわかっているからには両国の思惑を防ぐ方法も考えているのだろう?」

レンは小悪魔な笑みを浮かべ、リフィアは頷いた後不敵な笑みを浮かべてヴァイスを見つめたその時

「実はその事で局長達に相談があるのだけど。」

ルファディエルがヴァイス達に言い

「ルファ姉……?」

「もしかしていつものように何か策を思いついたんッスか?」

ルファディエルの言葉を聞いたロイドは不思議そうな表情をし、ランディは尋ね

「ほう?興味深いな。俺が考えていたのは両国の思惑を防ぐ方法ぐらいだったが……その様子だと”その先”があるようだな?」

ヴァイスは興味深そうな表情でルファディエルを見つめて尋ねた。

「ええ。―――その前に、クローディア姫。できれば貴女にお願いがあるのですが……」

「……?私に……ですか?」

ルファディエルに名を呼ばれたクローディア姫は不思議そうな表情をしてルファディエルを見つめて尋ねた。

「はい。私の考えた策が全て上手く行ったその時、”私達”の前でリベールの”異変”の際、”赤い星座”が”結社”に雇われ、ロレント市を襲撃しようとした事を肯定して欲しいのです。」

「………?は、はあ………?ルファディエルさんのおっしゃったことは事実の上他国にも知れ渡っているでしょうから、否定するつもりはありませんが………その事に一体何の意味があるのですか?」

「……………………………」

ルファディエルの話を聞いたクロー
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