第33話
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「―――殿下、失礼します。特務支援課の諸君をお連れしました。」
「どうぞ、お通ししてください。」
扉の中からの返事を聞いたユリアは扉を開き
「さあ、どうぞ中へ。」
ロイド達を促した。
「は、はい。」
「それでは失礼します。」
そしてロイド達は部屋の中に入って行った。
〜アルセイユ・会議室〜
部屋の中に入るとそこにはジークが大きな机に乗り、その傍にある椅子にはなんとクローディア姫とリフィア、レンが座ってロイド達を見つめ、3人の後ろにはエリゼとレオン少佐が控えていた。
「あ……」
「リ、リフィア殿下!?それにエリゼやレオン少佐、レン姫も……!」
クローディア姫を見たロイドは呆け、リフィア達を見たリィンは驚き
「ふふっ、初めまして。リベール王国、王太女のクローディアと申します。ヴァイスさんに関しましてはお久しぶりですね。あのような形でお呼びして本当に申し訳ありませんでした。」
「ピュイ。」
「い、いえ、とんでもない。初めまして―――クロスベル警察、特務支援課のロイド・バニングスです。」
「同じく特務支援課の、エリィ・マクダエルです。王太女殿下におかれましてはご機嫌麗しゅう。」
クローディア姫の言葉にロイドは口元に笑みを浮かべて答え、エリィは会釈をし
「ふふ、エリィさんのことは実は色々聞いていまして……お会いできてうれしいです。」
クローディア姫はエリィに微笑んだ。
「そうなのですか……?」
「ええ、先程お祖父様のマクダエル議長閣下とお話する機会をいただきました。それと、リウイ陛下とイリーナ皇妃の結婚式でも見かけておりまして。あの時は挨拶ができず、申し訳ありませんでした。」
「いえ、そんな。殿下のそのお言葉を聞けただけでも光栄です。」
「フフ、ありがとうございます。」
エリィの言葉を聞いたクローディア姫は微笑んだ。
「はは……どうも。ランディ・オルランドッス。」
「ノ、ノエル・シーカーです!よろしくお願いします!」
「ワジ・ヘミスフィア。麗しの姫君にお会いできて光栄だよ。」
「リィン・シュバルツァーと申します。以後、お見知りおきを。」
「エルファティシア・ノウゲートよ。貴女達もヴァイスハイトが言ってた”影の国”の戦友達ね。よろしくね。」
「アル・ノウゲートです。”影の国”ではヴァイスとリセルがお世話になりました。」
「あら……もしかして貴女達はヴァイスさん達の時代の仲間の方なのですか?」
アルの言葉を聞いたクローディアは意外そうな表情でアルとエルファティシアを見つめて尋ね
「ええ。当時の私はヴァイスに仕え、エルファティシアは同じ”王”として同盟を組んだ当時
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