第33話
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は冷や汗をかくと同時に表情を引き攣らせた。
「ア、アハハ…………挨拶が遅れましたがみなさん、ようこそお出でくださいました。本当なら、この場で後もう一人、ご紹介したい方がいたのですが……その、少し遅れてらっしゃるみたいで。」
一方その様子を見ていたクローディア姫は苦笑した後気を取り直してロイド達を見つめて言った。
「どうせあの男の事だ。また厄介事に首を突っ込んで遅くなっているのであろう。」
そしてリフィアは呆れた表情で溜息を吐いたが
「……先程兄さんやロイドさん達のお世話になったリフィアが言えた台詞?」
「ぬ……」
ジト目のエリゼの指摘に唸り
「クスクス♪……また会えたわね?お兄さん達♪」
「フッ……”教団”の事件の時以来だな……」
その様子を見ていたレンは口元に笑みを浮かべた後ロイド達を見つめ、レオン少佐は静かな笑みを浮かべてロイド達を見つめ
「へえ……まさか”異変”を引き起こした原因の一人の”剣帝”が堂々と”アルセイユ”に乗船している上、クローディア姫の傍にいるなんてね……フフ、信じられない光景だね。」
ワジは興味深そうな表情でレオン少佐を見つめて言った。
「なっ……!?」
「あら…………レーヴェさんの事をご存知なのですか?」
ワジの言葉を聞いたユリア准佐は驚き、クローディア姫は意外そうな表情をしてワジを見つめて尋ね
「フフ、こう見えても情報通でありますので。」
尋ねられたワジは静かな笑みを浮かべて答え
「………………………」
レオン少佐―――レーヴェは目を細めて黙ってワジを見つめていた。するとその時、リュートの音が聞こえ
「フッ……待たせたね。」
さらに聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「この音って……」
「ど、どこかで聞いたような。」
「おいおい、まさか――――」
音や声を聞いたロイド達が驚いたり戸惑ったりしていたその時
「フフ……いらしたようですね。」
口元に笑みを浮かべたユリアが呟いた。すると見覚えのある青年――――オリビエが高貴な衣装を纏い、軍服を着たミュラーと共に部屋に入って来た!
「ええっ!?」
「も、もしかしてさっきの支援要請の!?」
オリビエ達を見たロイドとノエルは驚き
「あら、すでにご面識が?」
ロイド達の様子を見たクローディア姫は意外そうな表情をし
「ええ、その……」
「フフ……とんだサプライズだね。」
エリィは表情を引き攣らせ、ワジは静かな笑みを浮かべて言った。
「―――諸君、先程は失礼した。クローディア殿下とリフィア殿下、レン姫も……遅れて申し訳ありませんでした。いつものように、この戯けが色々と首を突っ込んでい
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